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2021/02/14

■節子への挽歌4922:自治会の会長をまた引き受けることにしました

節子

来年度また、自治会の会長役を引き受けることにしました。
副会長は大西さんにお願いしました。
今日は各役員の引継ぎでした。
現在の会長の寺田さんのご自宅にある「六角堂」で、役員ごとの引継ぎを行い、私と大西さんは全部同席しました。
六角堂に入るのは久しぶりです。

私たちの班は、みんなとても気持ちのいい人ばかりなので、みんなが自分で手を挙げてくれて、各役員も決まったのです。
15年ほど前にも私は会長役を引き受けたのですが、その時に比べるといろいろと面倒くさくなっているような気もします。その一方で、活動はコロナのこともあってあまり動いていません。
前回は顧問役の人からあまり新しいことをしないようにとくぎを刺されていましたが、その方も亡くなられています。だんだん自治会も変わっていくのでしょう。

六角堂はどこかから移転してきた建物ですが、私たちがここに転居してくる少し前まで、落語会や餅つき大会をやっていたそうです。いまは行われていませんが。
こうした六角堂のような「みんなの場所」はだんだんとなくなって、行政の「公民館」的な施設に代わってきてしまったのが、地域社会を変質させた大きな理由の一つでしょう。
いわゆる「コモンズの喪失」です。

各地にそうした動きに触れて、私が「コモンズの回復」をライフテーマにしたのは25年ほど間ですが、何もできていない気がします。
あまりに「人のつながり」を重視してしまったせいかもしれません。
節子がいなくなったことも大きな理由かもしれません。

前回の会長役の時は、すでに節子は闘病中で活動には参加できませんでしたし、後半では胃がんが再発し、私も副会長の小酒さんにお願いして活動をやめてしまいました。
まあそういうこともあったので、今回、引き受けさせてもらったのです。
今度こそ、最後まできちんと努めようと思います。

地域社会が少しでも楽しいものになるように、何かできるといいのですが。
節子はこういう活動が得意だったのですが。

 

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