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2021/02/22

■節子への挽歌4930:河津桜が葉っぱと共に咲きました

節子

昨年の手入れ不足で、庭の河津桜は咲かないかなと思っていましたが,新葉と一緒に花も咲きだしました。
この桜は節子や節子の姉夫婦と一緒に、河津に行った時に買ってきたものです。
姉夫婦の家では地植えにしたのでよく咲いているそうですが、わが家は一本は庭に地植えし、一本は大きな鉢に植えたのです。
地植えした桜には、水をやるのを忘れ、枯らしてしまいました。
鉢植え桜も一時期、危うかったのですが、一昨年、手入れを再開し復活、しかし昨年はまた放置しっぱなしでしたので、蕾よりも新芽が目立っていたのです。
忘れていたのですが、昨日、花が咲いたよと娘から教えてもらいました。
Image1

最近は庭にはあまり行きません。
転居してきた娘が徹底的にきれいにしてくれました。
私は手入れをしない草ぼうぼうの庭も好きなのですが、娘はきれいな庭が好きなのです。
それで転居後2か月かかった、ほとんどの草木を伐採、まあ気持ちのいい庭になりました。
私は手入れしない庭の雑然さに、時に何か意外なものを発見したりするのが好きですが、娘は管理した庭が好きというのは節子と同じです。
まあすっきりした庭を見ると、気持ちのよさは感じますので、どうも私のはただ怠惰な自分を正当化するためだったのかもしれません。

しかし最近は2階のベランダから下の庭を見ることがあります。
これはこれまでなかったことです。
おそらく節子もこの景色は見なかったでしょう。

せっかく節子が見つけた土地を手に入れ、節子の思いもいれた家を建てたのに、その家をあまり楽しむこともなく逝ってしまった節子を思うと、ちょっと悲しくなりますが、まあその節子の分までこの家を楽しもうかという気に、ようやくなってきました。
長い年月がかかりましたが。

 

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