■節子への挽歌4910:生き方を変えるチャンスにあるような気がします
節子
若者から相談があるのでと言われて、湯島に出かけました。
両親の問題で少し悩んでいるようです。
話を聞いていて、最近同じような話が増えていると改めて思いました。
コロナ禍で家族の在宅時間が増えている中で、いろんな問題が生じているようです。
問題はいずれもかなり深刻ではありますが、もしかしたら「生き方を変える」チャンスが増えているのかもしれません。
家族のあり方も大きく変わっていけるかもしれません。
これは別の人の話ですが、コロナでリモートになったため満員電車通勤から解放されたが、最近、かつての働き方への疑問が生まれたと言った人がいます。
また、私の娘の連れ合いは小さなレストランをやっていますが、緊急事態宣言のもとで今は8時には閉店しなければいけないため、夜のお客様は激減したそうです。そのため、帰宅時間も早くなり、家族としてはうれしい話でしょうが、経済的には極めて厳しく先行きの不安も大きいようです。
しかし、身体はとても楽だし、これがふつうの生き方だなと思うようになったと、彼がしみじみと言ったのは印象的でした。
もしかしたら、「ふつうの生き方」をしていると経済的には成り立たないような状況が広がっているということかもしれません。
やはり昨今の経済のあり方、言い換えれば私たちの生き方は、おかしいのです。
少し前まで「働き方改革」などという言葉がはやりましたが、あの改革の方向は間違いなく逆行だったと思いますが、コロナのおかげでようやく「働き方」改革の方向が正される可能性が出てきたような気がします。
私はもう20年以上、その生き方を目指していますが、お金からできるだけ解放された生き方を目指せば、いろんな可能性があるような気がします。もちろんそのためにはしっかりした方針と準備が必要ですが。
COVID-19感染ばかりを恐れているのではなく、むしろ生き方を見直すチャンスとして昨今の状況を活かしていく人が増えればいいなと思っています。
ところで今日の相談者からは、手作りのミートソースをもらいました。
自分で作ったそうです。
こういう若い男性が育ってきているというのは、実に心強い話です。
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