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2021/02/12

■第6回益田サロン「利己と利他」のご案内

細菌学者の益田昭吾さんの第6回サロンのテーマは「利己と利他」です。

益田さんからのメッセージをご紹介します。

ドーキンスのセルフィシュ・ジーン(利己的遺伝子)は有名ですが、遺伝子はすべて利己的であるという意味もありそうです。
ジフテリア毒素の遺伝子もそうでしょうか。この遺伝子はジフテリア菌の繁栄に貢献していると考えられていますが、実際は中に存在するファージが利用しているようです。
いずれにしても毒素遺伝子が利己的であるという印象はどこにもありません。いわゆる主体性が遺伝子には欠けているのではということです。
主体性というのは何も役に立たないことが前提でしょう。存在することが何も生み出さないことが主体性の条件だとすると何かの役に立つ遺伝子には主体性がないということになります。遺伝子が存在できるのは主体性があるものに利用されることが必要です。
ファージやジフテリア菌には主体性があるからこそ毒素遺伝子は存続できる。しかしファージもまた遺伝子の集合です。
個々の遺伝子には主体性がない。しかしこれらの遺伝子が集合すると主体性が生まれてくる。主体性こそが利己的という意味ではないでしょうか。
英語でセルフィッシュというのが利己的になることは示唆的です。セルフというのは自己であると同時にすでに利己なのではないかということです。
前にお話しした「○○は××のようである」というのものも、非自己である○○を自己である××に変えることなのではないか。佐藤さんが言っていた、どこに境界を置くかで自己も非自己も容易に変化するということになりそうです。
話は所有にもつながります。自分が所有する有用な遺伝子はなるべくほかで使ってほしくない。有用な遺伝子ほど増殖させたくないということです。これは一子相伝とか門外不出という概念につながります。特許制度とも関係してきます。また短歌など詠み人しらずでないと広く引用されにくいのではと連想に限りがありません。

さてさてどういう話になるか、楽しみですが、自己非自己やアイデンティティ、さらには所有や知的資産まで、参加者の関心次第で、いろいろと飛んでいきそうです。
いつものように、何でも質問できる気楽な談話室風サロンですので、気楽にご参加ください。コロナウイルス関連の質問も受けてもらえると思います。

〇日時:2021年3月7日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「利己と利他」
〇話題提供者:益田昭吾さん(細菌学者/慈恵医大名誉教授)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

 

 

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