« ■節子への挽歌4960:娘がいるから生きている | トップページ | ■節子への挽歌4962:節子も知っているおふたりのこと »

2021/03/28

■節子への挽歌4961:久しぶりの武田さんの鰻

節子

昨日は久しぶりに武田さんに鰻をご馳走になりました。
1年以上前から言われていましたが、なかなか機会が来ませんでした。
武田さんも気になっているようで、昨日はあんまり鰻も食べたくなかったのですが、あまり先に延ばすのも悪いので、朝、突然思いついて電話したのです。

それで御徒町で会い、タクシーで本郷3丁目の石橋亭に行きましたが、あいにくタクシーの運転手が場所を知りませんでした。
それで近くと思うところで降りたのですが、場所がわかりません。
そういえば、もう1年ほど来たことがなかったのです。
そこらしきところを探しましたがわかりません。
どうも最近、記憶力がまた一段と弱まったようです。
ここだったはずだがと思うところに行くと、記憶とは全く違う風景なのです。

それでお店に電話したら、すぐ近くだったのですが、お店の人もうまく説明できず、迎えに行くからそこにいるようにと言われました。
武田さんには悪いことをしました。
待っていると御主人が自転車でやってきました。
調理の手をとめてきてくれたのです。
石橋亭は、ご夫婦でやっているお店なのです。
迷惑をかけてしまいました。

武田さんは特上を頼もうとしましたが、私には大きすぎるので上にしまし
最近は食欲も小さくなっているのです。
武田さんは、せっかく迎えにまで来てくれたので特上にしたかったのかもしれません。
配慮不足でした。

コロナ騒ぎの最中なので、静かに食べるのがルールなのですが、それを無視して、また国家論などで論争になってしまいました。
困ったものです。
しかし最近の武田さんはちょっと気弱になっている感があります。
反論のしがいがない。
鰻は美味しかったのですが、議論はあんまり美味しくなかった気がします。

武田さんは長年の仕事を一切やめて、いまは本を執筆中です。
2種類の本をかなりのところまで書き込んでいるようですが、完成させたくないのではないのかと思うほど、リライトを重ねています。
サロンにはほかにもコミーの小宮山さんが突然参加しました。
みんなやはりリアルに会って、話をしたのではないかと思います。

人とは直接会いにくい今の状況はどう考えてもおかしいです。
不思議な時代ですが、何やら人類の未来を予感させます。

 

|

« ■節子への挽歌4960:娘がいるから生きている | トップページ | ■節子への挽歌4962:節子も知っているおふたりのこと »

妻への挽歌20」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ■節子への挽歌4960:娘がいるから生きている | トップページ | ■節子への挽歌4962:節子も知っているおふたりのこと »