■節子への挽歌4950:夜中にまた本を読んでしまいました
節子
昨夜はまた眠られずに、夜中に起きて、アリストテレスの本をよみました。
いまさら何でアリストテレスというかと言えば、先日のサロンでアリストテレスが取り上げられていたのです。
私の理解とはかなり違っていたのですが、鈴木さんとメールのやり取りをして、改めて少し確認したくなったのです。
何しろ人の記憶は、自分の都合のいいようにどんどん組み替えられてしまいますから。
昨日、岩波新書の古い本があったのを思い出して、探し出したのです。
何しろまだ書類は整理中ですが、新書関係に関してはまだ廃棄処分していませんので、遺っているはずだと思ったのです。
しかし、なにしろ雑然とした山積み状況なので、探し出すのに苦労しました。
もしかしたら別のところ(かつての仕事場)に送ってしまっているかもしれないと不安でしたが、何とか見つけ出しました。
その本は岩波新書の「アリストテレスとアメリカ・インディアン」。
私が30代の時に読んだ本ですが、そのタイトルの不思議さから印象に強く残っていました。
しかし、その本を探している過程で、もう一冊の本が見つかりました。
これも岩波新書の「アリストテレス」。これはもう忘れていました。
昨夜寝る前に読もうと2冊を枕元に置いておきましたので真夜中に、目が覚めてそれを手に取ったのです。
「アリストテレスとアメリカ・インディアン」の内容は記憶にはあまりなかったのですが、読みだしてみたら、どうもアリストテレスとは関係のない話でした。
アリストテレスの「先天的奴隷人」説を踏まえてアメリカ先住民たちを虐殺していったスペインの動きに公然と異を唱えたスペイン人ラス・カサスの話でした。
それはそれで興味がありますが、就寝時、少し読み出して眠くなってしまい、そのまま寝てしまいました。それでもう一冊の「アリストテレス」を読んでみました。
これは本のことは憶えていませんでしたが、内容は何となく覚えていて、私のアリストテレス理解の元はこの本なのかと思えるような内容でした。
それでついつい読み続けてしまいました。
何となくほかの本も読みたくなって、今朝は早く起きて、また本アサリをやってしまいました。
かつて古代ギリシアの会をやっていた時に入手していたギリシア哲学関係の4冊の文庫本が見つかりましたが、同時にギリシア哲学とは関係はないのですが、『老子』と『荘子』の本が見つかりました。最近、鈴木さんから私の考えが老子にも通ずるところがあると言われたのを思い出して、それも引っ張りだしました。
というわけで、今日は読む本がたくさん出てきてしまいましたが、実はそれどころではないのです。
今日はちょっと忙しい1日になりそうです。
本を読む時間はないでしょう。
それにしても早く本の整理をしないといけません。
そうしないとゆったりできる場所もつくれず、お客様を迎える場所もないのです。
困ったものです。
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