■これまで読んだすべての本を読み違えていたのかもしれない
ミャンマーでの政府に対するデモの様子をテレビで見て、いつも考えてしまいます。
もし日本で同じような動きが起こったら、私は生命の危険を感じながらもデモに参加するだろうか、と。
あるいは、日本とミャンマーの政治状況とで何が違うのだろうか、と。
香港でのデモはその後、どうなったのか。
それも気になります。
もう日本のようになってしまったのだろうか。
そういうことを考えていると、コロナ感染症の話題などには興味を失います。
あるいは、緊急事態宣言とは何なのだろうかと考えてしまいます。
世界的にいま、民主主義に背を向けた動きが広がっているようです。
おかしな言い方ですが、民主主義(個人の尊厳の尊重)とは無縁なデモクラシー(大衆による統治)が広がりだしている。
その時の、デモス(大衆)とはいったいどういう存在なのか。
最近ようやく自分の楽観主義に疑問を感ずるようになりました。
オルテガの「大衆の反乱」をもう一度読み直そうと思います。
というよりも、これまで読んだすべての本をもしかしたら、読み違えていたのかもしれない。そんな気が最近してなりません。
いまさらもう読み直すことはかないませんが、見えていた世界が最近大きく崩れだしています。
だから元気が出ない。
困ったものです。
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