■湯島サロン「トランプ現象から見えた陰謀の世界」報告
「陰謀」という言葉のためでしょうが、中嶋さんの「陰謀論」サロン(今回は4回目)はファンと拒否者がいて、メンバーは偏りがちなのですが、今回は数名初参加がありました。2人とも陰謀とは無縁の世界の人です。たぶん。
今回は、話題提供者も中嶋さんに加えて、北川さんが参加してくれました。
ちょっと広がりが出てきたような気がします。つづけることの成果?です。
北川さんは昨年末のアメリカ大統領選挙情報に矛盾を感じ、調査研究者らしく事実を追いかけていくうちに「陰謀論」につながってしまったそうです。
今回は、陰謀論を踏まえてトランプ現象から見えてきた世界の権力構造をマクロ的に整理してくれた中嶋さんと、事実から陰謀論へと行きついた北川さんの話をお聞きしました。演繹発想と帰納発想の組み合わせです。
フリーメイソンやプロトコルなどといったおどろおどろしい陰謀論の話は出ませんでしたが、マスコミ情報で描く世界とは別の世界の存在の可能性を示唆してくれるサロンになりました。こういう時期であればこそ、「常識」に疑いを持つこと、あるいは「見方を変える」ことは大切です。もちろん陰謀論を信ずるということではありませんが。
湯島のサロン参加者の中にも陰謀論には否定的な人も少なくないですが、「与えられた情報」で世界を見ることの限界を自覚することも大切です。「陰謀」という言葉に踊らされていては世界は見えてきません。
ただ今回もあまりに情報が多かったので、それを消化するだけでも大変でしたし、話し合いの時間も十分とれなかったのが残念でした。
ずっと聞いていた初参加の人が、最後に「途中で気分が悪くなった」と口にしたのですが、こうした話に触れたことのない人にとっては「あまりに衝撃的な話」が多かったことでしょう。しかし、そう発言した人は翌日、「そんな「世界」であり「人間」なのだから、自分もその中の一人としていやでも目をむけなければなりません。目をそらさないためのサロンです」とメールをくれました。ちょっとうれしいメールでした。
サロンで紹介された話が本当かどうかはともかく、そういう話が語られていることは事実です。それを無視しては世界は見えてこないはずです。
話の内容は簡単には紹介できませんが、大きな枠組みとしては、DS(ディープステイト)とそれに抗う勢力とが、世界を牛耳ろうと争っていて、その象徴的な表れが今回のアメリカ大統領選挙に読み取れるというのです。
中嶋さんは、その両陣営を構造化し、世界の権力主体を振り分けてくれました。
そして、北川さんは、今回のアメリカ大統領選挙の気になる点を調べていくとこんなことが見えてきたということを細かに紹介してくれました。大統領選挙にまつわる不正を否定しきれないという材料もたくさん示してくれました。
中嶋さんは、今回で4回目になりますが、これまでに話したことはほぼ正しかったといいます。たしかに現象面的にはその通りです。だからと言って、陰謀論が証明されたわけではありませんが、陰謀の存在を否定することもできません。
詳しい内容は紹介できませんが、おふたりに頼めば、たぶん話してくれるでしょう。
おふたりからは気になるメッセージもありましたが、それは公表は避けましょう。私も陰謀には巻き込まれて謀殺されたくありませんので。はい。
私の感想を最後に書いておきます。
アメリカや世界を操る陰謀もさることながら日本での陰謀の展開にも関心を持ちたいと思います。そしてそれと世界の陰謀論とのつながりも気にしたい。
また、「陰謀論」モデルは、都合の悪い事実から目をそらせるための方策の一つですが、同時に都合の悪い事実を暴くための入り口の一つでもあります。陰謀論をエンタメ的な話題で終わらせることなく、その陰に隠された、私の生活にもつながってくる「隠された意図」を見つけ出したいと思いました。
ところで最後に中嶋さんは、なんと日本の古代史に言及しました。
ついに中嶋陰謀論は日本の成り立ちにまで視野を広げてしまったようです。
「日本人・ユダヤ人同祖論」とか「アレキサンダー大王は日本に来た」とか、次回の予告?のような話をしていました。
陰謀論者の狙い通りに、次回の中嶋サロンは日本古代史が話題になりそうです。
困ったものですが、まあ面白そうですね。
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