■節子への挽歌4986:ピンクムーン
節子
今日はベランダの菜園づくりに取り組む予定だったのですが、ネット環境不調で、その修復に時間がかかり、すっかり気力を失っていました。
それを口実に、また延期してしまいました。
庭の池の掃除も途中でストップのままです。
どうも最近は怠惰になってきています。
今夜は満月で、しかもピンクムーンと言って、月の周りの光が薄いピンク色になっていると言います。
2階の部屋からよく見えるのですが、ピンクではなくオレンジ色です。
にこがわざわざ2階まで月を見に来ました。
にこは、月に飛び跳ねているウサギを見ているようです。
私は子供のころから月にウサギを感じることができずにいます。
どうしても見えてこないのです。
しかし娘や孫には見えるようです。
節子は月に何を見ていたでしょうか。
月は不思議な星です。
裏側が全く見えない。
月の裏側には宇宙人の基地があるという説もありますが、あってもおかしくない。
月の面白さは、毎日、姿を変えることです。
満月も素晴らしいですが、三日月もまた素晴らしい。
変化しながら、いつもまた元に戻ってくる。
人間も、同じように、ただ一方向的に成長するのではなく、老いては若返り、若返っては老いるような存在だったらいいのに、と時々思います。
もっとも手塚治虫の「火の鳥」には、そういう存在のサルタヒコが出てきますが、彼は幸せではなさそうです。
人間が幸せなのは、死があるからかもしれません。
月にピンクを重ねるのは、私には違和感があります。
でも今夜の月はとてもやさしい感じがします。
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