■節子への挽歌4996:もう長くない友人
節子
昨日のサロンは面白かったですが、サロンの後、久しぶりにサロンに来た武田さんと川本さんから誘われて焼き肉を食べに行きました。
コロナ感染症が広がりだしてからは、夜の会食は基本的に断っているのですが、今日は憲法記念日でもあることからお誘いに乗ることにしました。
憲法と関係があるのかといわれそうですが、自由を大切に知るということでつながっているのです。コロナのせいで、為政者に行動を規制されるのは憲法の精神にもとるというのがこじつけの理由です。
2時間ほど3人で話しましたが、気になるのは武田さんの元気なさです。
そのくせ、今日は私と対照的で、私をめずらしく褒めるのです。
けなし合うのが私たちの関係なのですが。
みんな歳をとったものです。
川本さんは、相変わらずわが道を行くという感じですが。
そういえば、もう一人、長くはないのではないかといううわさが聞こえてきた友人がいます。
彼は私を仲がいい親友と思っているようですが、私はこれまで何回も嫌な思いをさせられているので、どうも声をかける気にならない。
彼の奥さんからも声をかけてほしいというような電話があったのですが、まだ声をかけられずにいます。
私としてはめずらしいことなのですが、節子が絡んだ不快な思い出があることもあって、ちょっと許せないのです。それに私が何を言っても、嘘だろうという疑い深さがあまりにも長く続いているため、話すのさえ気が進まないのです。
節子がもしいて、私が彼を好きになれない理由を聞いたら、笑い飛ばすでしょうが。
それはともかく、少しずつ同世代の友人知人はいなくなりだしています。
だからそんな些末なことにこだわることはないのですが、こだわってしまうと抜け出せなくなる。
これも歳のせいでしょうか。
しかし人生の終わり方は、それまでの生き方の結果なのがよくわかります。
やはり気は重いですが、彼に声をかけてみようかという気になってきました。
不快にさせられるのは覚悟のうえで。
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