■節子への挽歌4995:今年も憲法を読みました
節子
今日は憲法記念日です。
湯島で憲法をテーマにしたサロンです。
毎年、この日、私は日本国憲法の前文と第3章を読みます。
今朝もまず、そこを読みました。
しかし最近はあまり読んでも元気が出なくなっています。
どう考えても、日本国憲法は、私に国家のために尽くせと言っているようにしか思えないからです。これは私の憲法ではなく、国家の憲法であることは仕方がないとしても。その目線の高さは読むたびに憲法嫌いになるのです。
しかしこの憲法があればこそ、私は今の生活を維持できるのも間違いない。
だから嫌いな憲法でも大事にしなければいけない。
それが最近の私の憲法観です。
大学できちんと聴いた授業はあまりないのですが、「憲法」と「刑法」だけはさぼらずに聴いたはずです。その頃は、日本国憲法が好きでした。
しかし最近はちょっと違います。
節子がいた頃は節子と憲法を話題にした話ができました。
節子がいなくなってからは、湯島で憲法を話題にすることになってきています。
コロナ騒ぎで参加する人は少ないでしょうが、このこと自体が、憲法に関係しているような気もします。
メーデーが5月1日ではなくなったように、憲法記念日ももうあまり意味がなくなってしまっているのかもしれません。
前文と第3章を読みましたが、さびしいことに何の感情も起こってこない。
読みすぎるのもよくないのかもしれません。
今日のサロンで、刺激をもらえるといいのですが。
| 固定リンク
「妻への挽歌20」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5354:「畑に行かない券」のプレゼント(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5353:81歳まできてしまいました(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5352:落ちてきたひな鳥(2022.05.27)
- ■節子への挽歌5351:畑に2回も行きました(2022.05.26)
- ■節子への挽歌5350:元気がだいぶ戻りました(2022.05.25)
コメント