■節子への挽歌5006:「はいはい、わかりました」
節子
今朝はまた初夏に戻ったようないい天気です。
昨日は食事に注意していたのですが、そのおかげもあって今日は快調です。
昨日、兄から電話があり、新型コロナのワクチン接種の予約ができた。お前も他者への感染予防のためにきちんと接種するようにと厳しく言われました。
私の性格を知っているので、私がワクチン接種を受けないことを知っているのです。
反論するとまたケンカになるので、「はいはい、わかりました」と応えておきました。
最近、この「はいはい、わかりました」を使うようになりました。
便利な言葉です。
人となかよくやっていくための言葉かもしれません。
もっともちょっとアクセントを変えていってしまうと逆効果ですが。
それで昨日気づいたのですが、この言葉は、節子がよく使っていた気がします。
節子の場合は、それは「聞き流す姿勢」を表す言葉でした。
私たちはよくケンカをしましたが、この言葉を節子が使うようになってから、ケンカは少なくなったような気がします。
節子は、その言葉の意味もよく話していました。
どうせすぐに意見が変わるのだから、即反論せずに聞き流しおくのが私(修)と付き合う最良の方法だというのです。
そうした節子の言い分には反論できないので、受け入れていました。
しかし、「はいはい、わかりました」といわれると次の言葉が出てこない。
双方が考えてしまう状況が生まれるかもしれません。
とてもいろんな意味で、面白い言葉かもしれません。
節子は今なお、私にいろんなことを気づかせてくれる存在なのです。
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