■引きこもり家族会の集まりに顔を出してきました
今日は都内のある地区の引きこもり家族会の集まりに参加しました。
私はこの種の集まりがあまり好きではありません。
でもまあそれをやっている友人から誘われると断れません。
そこでいささか「性格の悪さ」を活かして、3つの問いかけをはじめにしました。
「ひきこもりってなんですか」
「家族と当事者は違うのですか」
「この会で皆さんは何をしたのですか」
捉えようによっては、ケンカを吹っかけているのか、というような問いかけです。
昨日のテレビで、琵琶湖は、水面と底の水がかき混ぜられる壮大なシステムのおかげで純度を保ってきたが、いま、その仕組みが崩れつつあるという話があったようですが、この種の会も、時々、かき混ぜないと濁ってしまいかねません。でもそれが難しい。
そこで、今日は部外者の私がその役割を果たそうと、上記の3つの問いかけをしたのです。
もう一つ、冒頭に余計な話もしてしまいました。
日本は新型コロナ流行のかなり前から、みんな「引きこもり生活」になってきている、と。
みんなそれぞれの小さな「タコつぼ」の世界に引きこもっているのに、その意識さえない。
だからこそ、自分の世界と違う「タコつぼ」にいる人を「引きこもり」といって、責めることで自分の引きこもりをごまかしている。
そうしたら参加者から「あなたも引きこもりではないか」といわれました。
その通り。
人間はみんなそれぞれの世界に引きこもって生きている。
それの何が悪いのか。
「引きこもりだから自分は特別なのだ」と思っている「当事者」意識が私は好きになれないのです。困ったものですが。
でも最後は、ちょっとうれしい話になりました。
新しい物語がはじまるといいのですが。
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