■第14回万葉集サロン「贈答・問答歌が拓く〈意識〉- 男と女の〈わ〉と〈な〉の共生と分有」のご案内
第15回の万葉集サロンは、男女の贈答・問答歌の応酬を読んでいきます。
テーマは「男と女の〈わ〉と〈な〉の共生と分有」。
升田さんからのメッセージです。
「歌垣」に源流が求められている万葉の問答歌は、歌垣の場(神の場)における男女の「掛け合い」、「歌闘い」の領域を超えている。同語反覆による応酬の繰り返しは対話性を生み、「意識」として吐露される。本来呪詞であった序詞や枕詞 ー「た」の大いなる言語の仕組みを持つ歌は、それを助けた。
互の「歌」「言」に追随しながらも反駁し、しかも対立ではなく「分有」するところに、相互の意識が顕在化してくる。男と女の自己意識は言語上の「好き」か「嫌いか」ではなく、「歌」「言」を等価に分有することによって負けを知らない生き生きとした活気に溢れている。
今回は、このような視点から「久米禅師と石川郎女」「湯原王と娘子」「佐伯宿禰赤麿と娘子」などの歌を読んでみたい。
今回はテーマも明確なので、わかりやすいと思いますが、これまで参加されていない方は、「〈わ〉と〈な〉」って何だろうと思われるかもしれません。
これに関しては、これまでの簡単なまとめがありますので、添付をご覧ください。
ダウンロード - e4b887e89189e99b86e382b5e383ade383b3e4b8ade99693e381bee381a8e3828120201212.pdf
「万葉集」を読んだこともない方も歓迎です。
升田さんの万葉集の世界に触れる感じで、気楽にご参加いただければうれしいです。
〇日時:2021年6月19日(土曜日)午後2時~4時半
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇テーマ:「贈答・問答歌が拓く〈意識〉ー男と女の〈わ〉と〈な〉の共生と分有」
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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