■半藤一利さんの最後の著書「戦争というもの」
テレビで半藤一利さんの最後の著書「戦争というもの」を知りました。
半藤さんが孫の北村淳子さんに編集を託した本だと聞きました。
半藤さんが何を次世代に残そうとしたのかに興味があって、早速に読んでみました。
太平洋戦争中の語られた言葉のなかから、孫にも知ってほしいと思ったものを半藤さんが選んで、その背景などを紹介しています。
それを読んでいくと、戦争のむなしさやおぞましさが自然と伝わってくる本です。
半藤さんの人柄も。
半藤さんならではの本のような気がします。
当初、半藤さんは37の言葉を考えていたそうですが、それも手書きのメモで本書に掲載されています。
本書の最初と最後に、半藤さんの手書きの言葉が書かれています。
冒頭の言葉は、「人間の眼は、歴史を学ぶことではじめて開くものである」。
巻末の言葉は、「戦争は、国家を豹変させる、歴史を学ぶ意味はそこにある」。
歴史をきちんと学べる国になってほしいと最近つくづく思います。
いまの学校教育にはあまり期待できませんが、そもそも歴史は、教えらえるものではなく学ぶものだと思います。
気楽に読める本なので、ぜひ若い世代の人に広がるといいなと思います。
できれば若い世代で読みあってほしいものです。
| 固定リンク
「政治時評」カテゴリの記事
- ■「とにかく働いて仕事で返せ」という時の「仕事」とは(2026.10.09)
- ■河野有理さんの『日本史はいかに物語られてきたか』はおもしろいです(2026.08.22)
- ■また「天皇制」が政治の道具になりそうです(2026.07.12)
- ■国民のデモから市民のデモへ(2026.07.11)
- ■誰かを敵に仕立てて仲間のきずなを確かめる(2026.04.29)
「教育時評」カテゴリの記事
- ■「仮説実験授業」ってご存じですか(2026.05.15)
- ■NHKスペシャル「学校のみらい」(2024.01.25)
- ■日本の子どもたち(15歳)の精神的幸福度は38か国中37位(2023.06.05)
- ■クイズは楽しいのに入学テストはなぜ楽しくないのか(2022.01.17)
- ■半藤一利さんの最後の著書「戦争というもの」(2021.06.25)
「平和時評」カテゴリの記事
- ■テレビを通じての広島平和式典参加(2026.08.06)
- ■「愚かな戦争」?(2026.07.07)
- ■復讐への誘惑(2026.04.30)
- ■誰かのせいにしても、戦争はなくなりません(2026.04.28)
- ■とりあえずの危機は乗り越えましたが(2026.04.08)

コメント