■節子への挽歌5052:おいしいお漬物が食べたいです
節子
私の好物は「おいしい漬物」ですが、最近はおいしい漬物に出会えるのはめったにありません。
おいしい漬物とおいしいお味噌汁とおいしいご飯があれば、それでもう満足なのですが、残念ながらそのセットに出会えることはほぼありません。
もっともこれは、節子がいた頃からの話です。
節子は料理がうまかったわけではありませんし、しかもお漬物が好きではなくて、自分では滅多につけることはありませんでした。
当初はがんばって挑戦していましたが、何しろ自分は好きではありませんので、うまくなるわけはありません。
残念ながら私は市販の漬物は、ほとんどおいしいとは思いません。
私の食嗜好はグルメではないばかりか、何を食べてもめったに特別においしいとは思わない代わりに、特にまずいとも思わないことです。
会社時代にはいわゆるグルメ通なる人がいましたがその人がおいしいと薦める者も、私にはただの食事でした。
ご馳走するほうもまったく張り合いがないと思いますので、一応、おいしいとは言うものの、料理しない食材のままのほうがおいしいだろうなと思ったりします。
ただ漬物は私には欠かせないものです。
白菜のお漬物はできるだけ常備してもらっていますが、半年前頃からユカが日常的に食材を買いに行っているスーパーの白菜のお漬物が塩味がききすぎるようになり食べられなくなってしました。
間違いかなと思って食べ続けましたが一向に変わらない。
メーカにまで手紙を出しましたがなしのつぶて。
以来、近くのお店でいろいろ試しましたが、どれもこれも私好みではありません。
たまたまちょっと離れたところにあるスーパーによって購入したら、まあ何とか私の好みに近いの、最近はそれを常用しています。
でもちょっと遠いのと、時に売れ切れているのです。
しばらく欠かしていたので、今日はユカに連れて行ってもらい、3つも買ってきました。
最近、夕食はできるだけご飯は食べないようにしているのですが、今日はお米を炊いてもらい、私好みの白米と漬物とみそ汁の3点セットです。
節子はいつも「修さんの食事は安上がりでいい」と笑っていましたが、それはともかく、おいしいお漬物を食べたいものです。
節子の漬物はあんまり特においしくはなかったですが、もう一度食べたいです。
ユカも時々つくってくれますが、そもそも漬物好きでない人の漬ける漬物は、やはりおいしくはない気がします。
ユカは、それなら自分で漬けたらと言いますが、私が漬けたらおいしくないどころかつかるかどうか危ないです。
漬物はやはり、漬けるよりも食べるほうがいいです。
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