■節子への挽歌5099:極度の厭世観
節子
新型コロナ感染病の陽性者の発表数字が急増していています。
今日は4000人を超えています。
この数字は私にはまやかしにしか感じられないのですが、世間はこの数字で一喜一憂です。
オリンピック騒ぎとコロナ騒ぎで、もう社会は乱れに乱れている。
私には、いまはまさに「ソドムとゴモラ」の時代で、人類、とりわけ日本人は葬り去られるべき時期に来ているようにさえ思います。
日本人であることさえ、最近は忌まわしく思えてしまうほどです。
一時期、話題になった「陰謀論」をだんだん信じたくもなってきます。
ワクチンに救いを求める風潮は、私にはとてもみじめにさえ感じます。
そしてオリンピック。
いまの社会に批判的な人さえもが、オリンピックでの日本選手の活躍に拍手を送るのを見ていると、がっかりします。
政権批判や新自由守護経済批判をしていても、結局はみんなそこに寄生しているみじめな存在のような気がしてくるのです。
私自身は、今回のオリンピックで、ますますスポーツ選手が嫌いになりました。
古代ローマ人の剣闘士でももっと「誇り」があっただろうにと思います。
スポーツをやったら金持ちになれるなどと公然と言い放つメダリストが出てきたのにはさすがに驚きましたが。
まあ私とは全く別の世界の人たちの騒ぎには惑わされないようにしたいものです。
もちろん新型コロナやワクチン騒ぎにもです。
私には実にさびしい時代になってきました。
湯島のサロンは一体何のためにやってきたのか、虚しさがあります。
地元の活動もいろいろとあります。
みんなとの波長もずれてきているようです。
一見うまくいっているようですが、裏切られることが多く、もう付き合いたくない気分が高まっています。
大人げないとは思いつつも、ひとつのプロジェクトは降りることにしました。
節子がいた頃に思い描いていたように、人生の第4期は、やはり現世を去って隠居すべきでした。節子がいなくなったために、それに踏み切れなかった自分の弱さがうらめしい。
そんな気が最近しています。
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