■『虚構の「核のごみ」最終処分』
先日、ご紹介した、本間照光さんのエコノミスト Onlineでの4回連載の『虚構の「核のごみ」最終処分』が終了しました。
各界のタイトルは次の通りです。
第1回:名ばかりの「対話の場」 合意“無視”で最終処分場が決まる「原発の穴」
第2回:“加害者”を守ってきた「原子力損害賠償制度」こそ“虚構”の大もと
第3回:「核のごみ」投棄で、最終的に電力会社の責任が消えてなくなる無法
第4回:汚染水、廃炉、核のごみに見た「無責任・非科学・秘密主義」
この連載は、公開されていますので、どなたでも自由に閲覧できます。
本間さんの思いがこもった記事ですので、ぜひお読みください。
虚構の「核のごみ」最終処分 | 週刊エコノミスト Online (mainichi.jp)
連載の最後に、本間さんはこう書いています。
核のごみ箱は、開けてはならないという意味で、ギリシャ神話にある「パンドラの箱」にも似ている。だが、パンドラの箱が災いをまき散らした後に「希望」だけは残ったのに対して、核のごみ箱には希望すら残されていない。筆者に言わせれば、まさに「死の箱」である。
ただ、今ならまだ、わずかに望みがある。それは、汚染水や核のごみを捨てるのではなく、「核(核兵器、原発)を捨てる」という道を選ぶことだ。そこに、破局を回避できる可能性がある。そうすれば、私たちは、次世代に「未来」を残すことができる。そのためにも、この連載で見てきた「虚構」に惑わされず、「真実」に向き合った冷静な判断が不可欠なのである。
次世代に「未来」を残せるかどうか。
「核(核兵器、原発)を捨てる」という道こそが、それを決めると私も思っています。
現在の日本政府にその気がないのが、実に哀しく怒りの持って行き場がありません。
新型コロナ問題よりも、ずっと大きな問題だと思うのですが。
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