■湯島サロン「教えるより学びませんか」のご案内
湯島のサロン仲間のメーリングリストで、メンバーの投稿のやりとりがちょっと波乱を起こしました。
2人の応酬も気になりましたが、それに対する他の人の反応もかなり気になりました。そこで、この「やりとり」から感じたことを話し合うサロンを企画させてもらうことにしました。
私が感じたことは2つです。
ひとつは「論争」を「見世物」として面白がる風潮です。論争は面白いが、自らの意見を表明して参画することはしないというのは、FBをやっていて時々感ずることです。
政府を批判しながらその政府に依存している人や、お金に呪縛された新自由主義批判しながら結局は自分もそういう生き方をしている人が多い最近の風潮に通じているような気がします。
もうひとつは、みんな他者に教えようとしていることです。教えるということは、相手よりも一段高い目線にいるということです。それでは話し合い(サロン)は成り立ちません。
サロンでは参加者はみんな同じ目線でとお願いしていますが、まだまだ教えたい人が少なくありません。そうなると「サロンの話し合い」も知識の応酬になってしまい、退屈になりがちです。
サロンでは「教えたり」「知識を得る」のではなく、それぞれが自ら学ぶことを大切にしたいと思っています。学ぶとは「聴く」だけではなく、「考え」「話し」「語る」ことだと思います。書籍などで得た「言葉」ではなく、自分の言葉で話し合うと考えは深まるように思います。
日本の学校が楽しくないのは、「教える先生」が主役の場だからではないかと思います。「自ら学ぶ生徒」(学ばされる生徒ではありません)が主役になったら、学校はもっと生き生きしてくるのではないでしょうか。それに、先生などという呼び方からして私には違和感があります。先生がいるだけで学びの場の雰囲気は変わります。
それに、学ぶ場は学校だけではありません。不登校でもしっかりと学んでいる人は多いです。知識が学びを妨げていることも少なくありません。
私の感想はそのふたつですが、他にもいろいろと感じた人はいるでしょう。
そういう感想を出し合えればと思っています。
できれば、私の感想の後者「教えるより学びませんか」の視点から、湯島のサロンのあり方についても話し合ってもらえるとうれしいです。
まだまだ暑さが続いているでしょうが、よろしくお願いいたします。
〇日時:2021年8月18日(水曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「教えるより学びませんか」
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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