■粗探しがはびこる時代には明日は来ない
この週末は暑さに負けずに都心に行きました。
少しいいことがありました。
電車は始発駅から乗るので、いつも座れます。
いつものように、優先席に座っていましたが、うつらうつらしているうちに混んできました。
そのうちに目が覚めたのですが、なんとなく前に立っている人のカバンをみたら1枚の缶バッチがぶら下がっていました。
そこに「おなかにあかちゃんがいます」と書いてありました。
反射的に立ち上がって席を譲ろうとしましたが、私が高齢者であるせいか、彼女は辞退しました。
でもほかの人は誰も立ち上がろうとせずに、結局、座ってくれました。
冷静になって考えたら、ちょっと反省しました。
高齢者を立たせてしまったと彼女は負担を感じたかもしれません。
しかし、私としては、高齢者でも役に立てることを実感して、疲れがちょっと消えました。
昨日は大した話ではないのですが、湯島のビルに着いたら、ちょうど自転車でビルに入ろうとする人がやってきました。
ドアが閉まっているので大変だなと、自分の体験を思い出して、彼を待ってドアを開いてやりました。
そんな小さなことなのに、その人は大きな声で2回もお礼を言ってくれました。
まあそれだけの話なのですが、私も元気をもらえました。
フェイスブックもそうですが、人の悪口によく出合います。
私も、つい書いてしまうこともあります。
でも誰かを非難したり、否定したりすることは何も始まりません。
生きているとそういうことがよくわかります。
逆に言えば、元気になるのは難しいことではありません。
誰かの小さな役に立つだけも、自分が元気になれます。
誰かのちょっとした行動をほめるだけでも元気がでます。
しかし最近はどうもみんな粗探し探しばかりする。
自分が粗探しをしているので、誰かの言葉も「粗探し」だと誤解してしまうこともあるでしょう。
粗探しがはびこる時代には、たぶん明日は来ない。
私も注意しなければいけません。
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