■節子への挽歌5113:孫との関係
節子
今日もほぼ1日、精霊棚の前で過ごしました。
いつもは孫たちとは別に食事をしていますが、今日は節子も戻ってきているので、精霊棚前で会食しました。
その後、にこはずっと残って、いろいろとゲームをしました。
ゲームをすると人の性格は出てきます。
にこはとても「負けず嫌い」のようです。
時評編に書いていますが、3日前ににこは私に大事にしている悪セリーを突然くれました。
ただし、「1日だけ」という条件付けで。
それから毎日、何か大事なものを交換でくれるのです。
2日目は、やはり真珠貝のアクセサリー。そして今日は、これもお気に入りのスマホのおもちゃです。
誰かが教えたわけではなく、私が欲しがったわけでもなく、突然ににこが決めたことです。
マリノフスキーやモースの報告を思い出す話です。
排他的な所有とは別の所有形態があること、人のつながりを育てるためにこそ贈与や交換が始まったことを、なんとなく教えてくれます。
にこは、そんなことなど考えているはずはありませんが、大げさに言えば、生命のあり方を示唆しているように思います。
こどもから学ぶことは本当に多い。
私は、にこを時々、「ちびたん」とか呼んでしまいます。
これがどうもにこには気に入らないようで、そのため時々返事をしないようです。
私はかわいさを込めての表現のつもりですが、当人にはそうは伝わらない。
私は、娘たちもそう呼ぶことがあったのですが、どうも私の勝手な思い入れだったようです。
これからはきちんと「にこ」という名前で呼ぼうと思います。
「にこべえ」と「おさべえ」はどうかと提案しましたが、賛成は得られませんでしたから。
昨日、お墓に迎え火に行く途中、にこから「死んだじいじ(父親の父)は大好きだけれど、おさむさんは大好きではない」とはっきりと言われてしまいました。
今日のゲームあそびで、ちょっと関係はよくなったでしょうか。
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