■第1回湯島「はじまり場サロン」報告
湯島での「はじまり場」サロンを開催しました。
いわゆる「語り場」から一歩進めて、動きを起こすためのサロンを目指しました。
今回は、試行錯誤的なスタイルでしたが、進め方に関して考えるヒントをたくさんもらいました。進め方を工夫しながら、2か月に1回程度、開催していこうと思います。
今回は4人の方が、それぞれの「やりたいこと」を話してくださいましたが、そのうちの2つをかなりじっくりと話し合えました。
じっくりと話し合ったのは「文京区の本郷で暮らして楽しい町にするための場作りをしたい」と「農福連携のすそ野を広げたい」の2つです。それぞれすでに取り組んでいる活動です。
他の2つは、「平成天皇にノーベル平和賞を」と「50/80問題を仲直り支援を通して解決していきた」です。これに関しても、少しだけ意見交換をしましたが、今回は時間の関係もあって、話し合いは前の2つに絞りました。
それぞれにいろいろな視点からの質問や意見、体験知や関連情報の提供などがありました。しかし、今回はそこから具体的なプロジェクトが立ち上がるとか、具体的なアクションにつながるところまではいきませんでした。
ただ、「農福連携のすそ野を広げたい」については、改めてまたサロンで話し合えればということになり、「楽しい町にするための場作り」に関しては、その後の展開に関してまた報告をしてもらうことになりました。
もし参加されていなかった方で、4つのプロジェクトに興味のある方は、ご連絡いただければ、それぞれの提案者(発話者)をご紹介します。
今回、「はじまり場サロン」をやってみて気づいたのは、「〇〇したい」という「思い」を表明し意見を聞くのと具体的なプロジェクトの呼びかけをするのとは、性格が違い、一緒にしてはいけないという当然のことへの気づきです。
そこで、次回からの「はじまり場サロン」は、単に「〇〇したい」という夢や思いを自由に語り、それに関して話し合うスタイルにしたいと思います。話しているうちに、夢が大きく膨らんだり、形が変わったりしていくかもしれません。ほかの人の夢を聞きながら、自分の夢にも気づくかもしれません。いずれにしろ、夢や思いを語り合うサロンを目指したいと思います。
つまり気楽に夢を語り合うサロンです。またご案内させてもらいます。
そこで夢や思いが具体的なプロジェクトに整理できれば、次はプロジェクト実現に向けての仲間や資金をどう集めるかですが、それは別途、そのテーマに絞った、「呼びかけサロン」を行うということにしたいと思います。
私はかつて、社会性の強い、いわゆるソーシャル・ビジネスの起業支援をしていたことがありますので、プロジェクト立ち上げのアドバイスは少しできるかもしれません。
また湯島のサロンに参加している人の中には、いろんな体験をしている人もいます。
提案に共感した人で、応援できればと思います。
もちろん全く関心のない話もあるでしょうし、むしろそんなプロジェクトは反対なので起こさせたくないという人も出てくるかもしれません。それでも、そういう夢や思いを持っている人がいるのだと知ることは意味があるように思います。
現実から離れて、夢を語り合うことで生み出されるものもあるかもしれません。
現実を語っていると、暗い気分になることも少なくない。
ひとつくらいは、こうした「夢」を楽しく語り合うサロンがあってもいい。
もちろんこのサロンでは、誰かの夢を否定するのではなく、誰かの夢を応援するのが目的です。
サロンの報告よりも、予告になってしまいました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
おかげさまで、私の夢が一つかなった気がします。
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