■節子への挽歌5119:記憶のあやうさ
節子
今日も、しかし、怠惰から抜け出せませんでした。
それは仕方がないとして、問題は最近どうも、記憶があやうくなってきていることです。
友人がフランクルを読み直していると連絡してきました。
そこで以前録画したテレビ「こころの時代」の山田邦夫さんのDVDを送ると約束しました。ところが、そのDVDを探したのですが、見当たらないのです。
録画したDVDはリストにしているのですが、いくら探しても出てこない。
その番組は2~3回観ましたし、ダビングして何人かにもあげた記憶があるのに、リストにでてこない。唖然としました。
出だしのシーンまで覚えているのですが。
実はこういうことが時々起こるのです。
一昨日、万葉集サロンで話題になった石川郎女のことを詳しく書いた本があるはずだと思って探しました。ところが出てこない。万葉集関係の本は10冊ほど出てきたのですが、思っていた本は出てこない。今日になって、気がついたのですが、思い込んでいた本ではなくて、別の本であることに気づき、その本を開いたら、石川郎女ではなく大伴坂上郎女でした。書いてある内容も記憶していたのと全く違いました。
記憶は勝手に過去を変えてしまう。
そういうことがよく起こるのです。
映画でも同じようなことがありました。
「帽子を変える男は信頼できない」と子どもが言うシーンがずっと頭に残っていました。
その映画が何だったか思い出せなかったのですが、たしか、帽子を変える男はグレゴリー・ペックだとは覚えていました。
たぶんこの映画だったという記憶はあったのですが、その映画がテレビで放映されたので見たのですが、その場面は出てこない。
ところが全く違う映画を観ていたら、そのシーンが出てきたのです。
ここでも記憶は書き換えられていたのです。
こんな感じで、記憶が最近はあまり信じられません。
困ったものです。
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