■岸田人事再考
岸田人事が気になって、昨夜はあまり眠れませんでした。
なにしろ私のこれから生きていく社会に大きな影響を与えることだからです。
昨日はいささかがっかりしたと書いてしまいましたが、いささか短絡的な感想だった気もします。私も、岸田さんにあまり期待していないせいかもしれません。困ったものです。
昨日発表されたのは、内閣人事ではなく、自民党人事がほとんどでした。
そう思って考え直すと、ややこしい人たちはみんな自民党に押し込めたとも思えます。
今度の総選挙では自民党は苦戦するでしょうから、その対策や責任主体に彼らをつなげたのかもしれません。
それに、自民党の政調会長の役割を、私はやや過大に評価してしまったのですが、考えてみれば政策を方向付けるほどの立場ではないでしょう。
自民党の改革は、そう一筋縄でいきませんが、しかし、そこに福田さんをぶち込んだ。これで(私には内容が全くないと思える)小泉さんの力はこれから大きく削がれていくでしょう。福田さんは小泉さんと違い、足が地についているような気がします。
さてそうして自民党改革の基盤づくりをしたうえで、組閣メンバーが選ばれていくわけです。3Aはみんな等に押し込められた、とまではいいませんが、組閣人事は比較的自由にできるのではないか。そんな気がしてきました。
「野党」は気楽に批判しますが、目的を達成するためには、時に交替したり仮面をかぶることも必要です。継続的な閉じた組織(政党)のトップの総裁と次元的な開かれた組織(内閣)のトップの総理はできることは違うでしょう。
昨夜は、そんなことを考えていました。
さて一夜あけて、動きはどうなっているでしょうか。
まだテレビはつけていませんが、これを書き上げたら、テレビと新聞を見てみようと思います。期待が膨らむといいのですが。
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