■自民党総裁選に感ずること
自民党総裁の選挙日が2日後になりました。
関心のない方も多いでしょうし、誰がなっても政治は変わらないと思っている人も少なくないようです。たしかに、誰が総裁になっても、あまりかわらないかもしれませんが、総裁選のおかげで、わかったことも少なくありません。
4人の候補者の話は、テレビだけですが、できるだけ見るようにしていました。
私は、いずれにしろ岸田さんになると思っていますが、4人の発言を視聴していて、イメージが変わったこともあります。
これからの政治は女性に任せるのがいいと、まず思うようになりました。
政治思想とは関係なく、女性たちの話しぶりがとてもいいのに驚きました。
高市さんの政治思想とは真反対ですが、その話しぶりには好感が持てました。
野田さんの姿勢は、私が考える政治家のイメージにぴったりでした。
念のために言えば、おふたりとも、私はこれまで主体性のない操り人形だと思っていましたから、女性などという認識は持っていませんでした。
また2人の応援団としてテレビにも出てくる女性政治家は、相変わらずだと思いましたが。
河野さんの人気が高い理由は、何回、彼の話を聞いてもわかりません。
小泉純一郎さんの時もそうでしたが、いわゆるポピュリストというのはこんな人のことなのかと思いますが、なぜ人気があるのか理解できない。
何か私に大きな勘違いがあるのかもしれません。
岸田さんは、最初のスピーチには共感しましたが、だんだんスピーチに勢いや信が感じられなくなってきました。またまた「言葉」だけのスピーチになってきてしまった。自民党改革という言葉も虚しく感じるようになりました。
でもまあ、今の自民党の人たちは、岸田さんを選ぶのでしょう。
小石河連合などという、バカげた騒ぎが盛り上がらなかったのは、私にはせめての救いです。
「野党」勢は相変わらず、自民党政権寄生主義から抜け出していない気がします。
いまになってもまだ自民党政権を批判してばかりですので、埒があかない。
そんな気がします。
これに関しては、元大阪市長の橋本さんのコメントに共感します。
誰が自民党総裁になっても、政権は代わるだろうと期待していましたが、どうもまた夢に終わりそうです。
しかし、4候補者や政治ジャーナリストの話を聞いていて、私自身の政治感覚もかなり現実とずれてきていることに気づかされます。
特に戸惑うのは、私とは真反対の政治思想を持っているだろう人の意見に、なぜか共感することが多いのです。そんなはずではなかったはずなのに。
政治は、「政治」を捨てたところから始まるのかもしれません。
改めて「政治」とは何かを考えてみたくなりました。
そういう意味で、私には今回の自民党総裁選騒ぎは、気づかされることの多いものでした。
結果も見えてきたので、もう関心はほとんど消えてしまいましたが。
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