■節子への挽歌5156:老いた桜の木
節子
節子も知っている近くの道でがんばっている桜の老木が、いよいよ倒壊の危険性が高くなってきたので、伐採することになりそうです。
その話は、7月に市役所の道路課の人がやってきて、お話を聞いたのですが、近隣住民への説明会をお願いすることにしていました。
多くの住民に長年愛でされた桜ですので、思いの深い人もいるでしょうから。
コロナ騒ぎで集まりはできなかったのですが、そろそろ集められるようになったので市役所の道路課と相談しようと思いだしていた矢先に、道路課の人がやってきて、10月中旬に伐採したいと言ってきたのです。
そこから少しあわただしくなりました。
自治会役員のみなさんに相談して、緊急説明会をやろうと準備しだしたのですが、冷静に考えたら、まずは自治会の人たちに知らせることが先決だと思い、急きょ、回覧文書をつくり、各組長に配布しました。
そうしたら早速に長いメールが届きました。
どうも私は伐採反対と受け止めたようで、その人も反対派でした。
桜を残したいけれど、やはり近隣住宅の家の安全が第一なので、私は樹木医の意見に従いたいという主旨の返信をしましたが、これがまたもめなければいいのですが。
とかく住民の意見をまとめるのは難しいのです。
しかしそもそも市街地に大きな木があることに問題がります。
やはり駅に行く途中の道沿いに背の高いヒマラヤ杉があります。
倒壊したら大変ですが、伐採も大変です。
巨木はやはり市街地にはなじまないのですが、倒木しても家には被害の中人たちは、残したがる。
住民運動の難しさの本質がそこにあるような気がします。
今日は、さらにまた全く別件の住民活動に関して、長電話がありました。
こちらは自治会とは無関係の、市民活動の関係ですが、これもまたややこしい。
さらに今また、市役所の道路課の、桜関係とは別の担当者が、道路工事のお知らせを持ってきて、住民各位に配布してほしいというのです。
昨日届けてくれたら一緒に届けられたのに、横の連絡をしてほしいものです。
住民との付き合いも疲れますが、市役所職員との付き合いも疲れる。
午後から、さらに何かなければいいのですが。
もうやってられないなという感じになりそうです。
まあそれはともかく、長年見慣れていた桜の木が切られるのは残念です。
花かご会に取り組んでいた節子ならどうしたでしょうか。
昨夜届いた長いメールの人に同調するかもしれません。
私にはとてもその元気はありませんが。
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