■節子への挽歌5141:人間の時代の終焉
節子
昨日は台風接近の中、湯島でサロンでした。
テーマは、ムーンショット計画。
内閣府のホームページでも紹介されていますが、人間をサイボーグ化していこうという計画です。しかも生活環境もそれに合わせて変えていくというスマートシティ構想とセットになっています。
考えようによっては、人間排除計画にも見えます。
しかしそうした動きを知っている人はほとんどいません。
こうやって私たちはどんどん誘導された路線を歩き続けているわけです。
この構想を見たとき、ここまで露わに書くことに驚きを感じました。
それで今回や山森さんに紹介をお願いするサロンをしていただいたのですが、改めてお話をお聞きしていると、もう私たち人間の役割は終わったのだなと痛感します。
しかもそれは大きな流れに従っているような気がしてきました。
35年前までは、私も人間中心主義的な世界にいました。
たしかのマン-マシン-システムのあり方には関心を持ち、脱成長主義になってはいましたが、科学技術への信仰の呪縛からは抜け出さずにいました。
しかし、最近、まわりから「人間らしさ」がどんどん消えていくのを実感する中で、考えもかなり変わってきました。
前にも書きましたが、「人間らしさ」を大事にしようと思うようになりました。
そうしたら生きやすくなると同時に、生きにくくなりました。
最近の湯島のサロンの基本テーマは「人間」です。
正面からそれをテーマにしたことはないのですが、私の思いはそこにあるので、どうしてもサロンの企画や運営は双方向づけられてしまうのです。
これは考えれば考えるほど、わからなくなる。
今日のサロンも実に面白かったのですが、疲れました。
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