■10月2回目オープンサロン報告
10月2回目オープンサロンの報告です。
8人に人が集まってくれました。
初対面だった人も複数いたので、一人ひとりが自己紹介を兼ねて自由に話すスタイルを取りました。
時々このスタイルをとりますが、私は毎回聞いているので同じ人の自己紹介を何回も聞くことになります。しかし何回聞いても、毎回必ずと言っていいほど新しい面に気づかされます。つまり人の持っている多様性は想像以上なのです。このことこそが人と付き合う面白さです。人(自分)を簡単に決めつけてはいけません。人の多様性や可能性は、自分が思っている以上です。もちろん新しい自分に出会うことも少なくありません。
今回は時期が時期だけに選挙のことがまずは共通話題となりました。
すでに期日前投票に行った人もいました。政治には絶望しているが、投票には行こうと思うという若者もいました。各党の政策論議の話も少し出ました。
湯島は考えの違いはむしろ歓迎される場ですので、選挙に関しても私見を明確に開示する人が少なくありません。もちろんみんながみんな同じではなく時に異論のぶつかりもある。今回も異論のぶつかり合いもありましたが、言葉で議論することの難しさも話題になりました。
選挙の話から話は自在に展開しました。
オープンサロンの良さは、話題をいかにも転じられることです。
嚙み合わない議論があったり、中途半端に終わったりすることもありますが、必ずと言っていいほど、参加者の数だけ学びをもらえます。誰もが先生です。自分から学ばせてもらうこともある。それがサロンの面白さです。
前回久しぶりにオープンサロンに参加してくれた人が、サロンから帰った後、久しぶりに脳が刺激されたことに気づいたのでまた今日も来た、と話してくれました。たしかにサロンでは、いつもとは違うところを刺激されることは少なくありません。毎回参加させてもらっている私でさえそうですから。
話しているときには気づかなくても、後でふと気づくこともある。
もっとも時に厳しい指摘を受けることもあります。
今回、私はうっかり「人は善か悪か」というような話にふれてしまったのですが、佐藤さんの考える善とは何か。悪とは何か、と厳しく問われたのです。
それに重ねて、佐藤さんが考える幸せとは何だというのです。
人は善か悪かをテーマにしたサロンをやる予定ですが、きちんと準備しないと大変なことになりそうです。今回は、それを口実にかわしてしまいました。
しかし、私に厳しい問いかけをした人は、サロン終了後、私に「体調は本当に大丈夫ですか」と声をかけてくれました。もう一人の若者まで、私にもっと水を飲んで運動をするようにアドバイスしてくれました。
まさか彼らが気にしていてくれるとは思ってもいませんでした。
一部の人にご心配をかけた「軽い脳梗塞状況」はぶじ乗り越えられたようです。
私のせいで、現場で迷惑を受けた鈴木さんも、今回サロンに来てくれていました。
やはり人の本性は「善」なのです。
例外はお前だろう、と言われそうな気がしないでもありませんが。
来月もオープンサロンを2回、開催する予定です。
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