■講演会「ファースト侍!平将門さまとは」報告
先日、ご案内した我孫子のコホミン(湖北公民館)での、カール・フライデーさんをお呼びしての講演会「ファースト侍!平将門さまとは」は昨日、たくさんの参加者のみなさんのおかげで、盛況でした。
ご案内の通り、今回の企画は、平将門の居館は我孫子の湖北にあったという、戸田さんの新説に共感した人たちの集まりから始まりました。
我孫子の文化を守る会のメンバーでもある芦崎さんが中心になり、いろいろな人がゆる~くつながりながら実行委員会ができました。そして、みんながそれぞれに役割分担し、苦労しながら、そして楽しみながら実現したイベントでしたが、おかげさまで定員ぎりぎりの120人を超す参加者がありました。
講演会と言っても固い雰囲気ではなく、主催者側も参加者も、みんな楽しい時間を持つことを大切にしたのですが、オープニング直前に「謎の侍」が乱入するなどのハプニングもあり(当日直前に思いついた実行委員の即興でした)、参加されたみなさんも、これはちょっと楽しい講演会だなと感じてくれたと思います。
つづいて、フライデーさんの「王になろうとしなかった男 平将門の歴史的な意義」と題する講演でしたが、フライデーさんは日本語のパワーポイント作ってきてくださり、お話も日本語でやってくださいました。
タイトルの「王になろうとしなかった男」というのは、日本でよく言われていることを反転したタイトルで、そこにフライデーさんの姿勢がしっかりと表現されています。
講演を聴いた後、日本人とは違うとらえ方に触れて刺激的だったという人も少なくありませんでした。将門のイメージを変えた人もいました。
今回はあまり強くは出ませんでしたが、フライデーさんは研究者としても、ちょっとしゃれた感覚(詩的な遊び好き)をお持ちの方のようです。
つづいて、フライデーさんと参加者との話し合いのセッションでした。単なる質疑応答ではなく、フライデーさんと親しく交流するというスタイルでしたが、いろんな意見があり、予定の時間を超えても、まだ話し足りない感じでした。
そのセッションでは、そもそも今回の講演会の起点になった、我孫子に将門の館があったと言い出した戸田さんからもその説の紹介がありました。
フライデーさんも、その説に興味を持って、また改めてその痕跡を歩くことを約束してくれました。フライデーさんが世界に向けて広げてくれるかもしれません。
将門にちなんで和菓子を創作してくださった福一さんの「将門餅」も希望者には紹介させてもらいましたが、これを契機に我孫子でも将門ブランドが広がるといいのですが。
今回は、「市民のチカラ」のイベントの一つとして取り組んだのですが、市民たちの思いや活動が集まるといろいろなことができることを改めて感じました。市民活動は楽しまなければつづきません。
新しい市民活動をめざして、これからも将門プロジェクトは続いていくと思いますが、仲間を募集しています。将門で楽しみたい方がいたら、ご連絡ください。
なお、今回のプロジェクトが立ち上がるきっかけにもなった、住民主役の開かれたプラットフォームをめざす「(我孫子・柏)まちづくり編集会議」の活動にも是非関心を持ってもらえるとうれしいです。
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