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2021/10/06

■自国民ファーストの「国民国家」洗脳から解放されたい

気象学者の真鍋さんがノーベル物理学賞を受賞したことはうれしいニュースです。
しかし、私は「日本人がノーベル賞をもらったこと」にうれしさは感じません。
というよりも、この時期になると、日本人は受賞するかどうかが話題になりますが、とても違和感があります。
娘に、どうして日本人がノーベル賞をもらうとみんな喜ぶのかと訊いてみましたが、納得できる答えは得られないどころか、そう考えることがおかしい、とまた変わり者扱いされました。

ノーベル賞に限りません。
オリパラでも、日本人が金メダルを取るとみんな喜ぶ。
私には全く理解できない。
というよりも、国同士で競い合うことに全く意味を感じない。
それに選手だって、時々、所属国家を変えることもあるのですから、もう国単位で考えるのではなく、個人で考えたい。
個人の競い合いには意味を感じますが、国単位というのが理解できない。
日本人だから、日本だから、とどうしてみんな自分とアイデンティファイできるのでしょうか。

念のために言えば、私は日本が大好きで、ここで生まれ暮らしていることに満足しています。それに、日本人であるという自覚もあるつもりです。
でもだからといって、日本人がノーベル賞をもらったからといってどうしてうれしいのか。私にとっては、どうしても「日本人」は「私たち」にはならない。困ったものです。
気象学者の真鍋さんが受賞したことは、心から祝いたいですが。

自国民ファーストの「国民国家」幻想の実体はもう露呈されてきているにもかかわらず、相変わらず多くの人が、「日本人ファースト」から抜け出せないのが、どうも気になる。
真鍋さんの研究は、国家に呪縛されている時代は終わったと言っているように思います。

そういう研究者が受賞したのが、私はとてもうれしいのです。

でも、「日本人がこれで何人ノーベル賞を受賞した」などという報道に触れると、いやな感じがしてしまいます。
明日はまた「文学賞」でみんな大騒ぎになるのでしょうか。

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