■節子への挽歌5249:大みそかのお墓参り
節子
みんなでお墓の掃除に行きました。
毎年恒例の行事です。
孫も一緒です。
掃除を終え、花を替え、お線香を上がましたが、般若心経を唱えだしたらうまく出てこないのです。
最近、毎朝の読経を「ギャーテイギャーテイ ハーラ ギャーテイ」と最後の真言だけで省略していることがたたったようです。
やはり手を抜いてはいけません。
思い出せないので、今年はお墓でも省略版の読経で済ませてしまいました。
来年からはまた心を入れ替えて、きちんと読経することにします。
お墓掃除を終えた後、本堂にまわり、みんなでお礼をしました。
わが家のお墓のある宝蔵院は、真言宗豊山派のお寺ですが、むかしの久寺家城の後の高台にあります。昔は「久寺家」も「久寿家」とも書かれていたようです。
コロナ騒ぎで、去年も今年も、除夜の鐘をみんなでつくのは中止です。
以前はお寺の近くに住んでいたので、みんなで鐘つきに来たものですが、駅の反対側に転居してからは来たことはありません。
でも大みそかの夜に除夜の鐘をつくのもいいものです。
まだ節子と結婚する前ですが、一度、京都の知恩院の除夜の鐘をついたことがあります。
あの時は、知恩院を皮切りにいろんなところを回りました。
あの頃の京都はまだ、さほど観光産業化されていなくて、親しみもありました。
どこの寺社も、予約などしなくても簡単に行けました。
気のせいか例年よりもお墓掃除に来ている人は少なかったような気もしますが、こういう文化がまだ残っているのはうれしいことです。
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