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2021/12/15

■節子への挽歌5222:文字と言葉は全く違う世界を創り出す

節子

太陽が戻ってきました。
今日はいい天気です。

相変わらず腰の痛みは続いています。
今日はできるだけ動こうと思います。
でもそういうときに限って、何かと問題が起こる。
今朝は朝早くからパソコンとにらめっこで、いろんな人にメールを送っています。
でもまあ何とか先が見えてきました。
ひとまず解放です。

窓際の水槽を見ているとよくわかるのですが、水槽のメダカも寒いと動きません。岩陰に隠れていて見えなくなります。
しかしあったかくなると動き回ります。
生き物と環境はつながっているのがよくわかります。

高校時代の同級生の益田さんが、隔月で湯島で細菌学ベースのサロンをやってくれています。そこでは私と益田さんのやりとりが基軸になりがちですが、議論がかみ合わないことが多いのです。しかし、かみ合わないようで実はお互いに違いは理解し合え、おかげで世界をそれぞれ広げているような気がします。

そこでのテーマのひとつは、生命と環境なのですが、言葉では違いが大きいのですが、なんとなく相手の言い分が理解されてくると、そうした違いを超えて同じことを違う言葉で言っているだけではないかという気がしてきます。
まあ私たちのやりとりを聞いている人はそうは思ってもらえていないかもしれませんが、言葉のコミュニケーションとは実に面白いものです。
文字にしてしまうと、思いは死んでしまいかねません。

最近、むかし読んだ「ホメロスの世界」という文庫本が出てきたので、少し読み直してみました。
文字がなかったからこそ、あれだけ膨大な物語をホメロスは創作できたと書かれていました。
文字と言葉は、全く違う世界を創り出すような気がします。

この挽歌は、文字で書かれていますが、思いはなかなか記録できません。
言葉で語りかけたいと思いますが、もうしばらくはそれは無理のようです。
まあずっと無理かもしれませんが。

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