■節子への挽歌5238:なつかしい手紙
節子
昨日、オフィスの資料を整理していたら、また古い手紙が出てきました。
1通は年賀状です。
台湾の高徳明さんからの年賀状です。
節子と一緒に留学生のたまり場を毎月開いていた時にやって来てくれた若者です。
あまり記憶が鮮明ではないのですが、お正月にわが家にも来てくれたことがあるような気もします。
そういう記憶が、節子が亡くなった後、ほぼすべてが消えてしまったために、私の記憶の世界はどこかでかなりあやふやになってしまっています。
メールアドレスが書かれているので、出してみようと思います。
繋がるといいのですが。
もう一通は歌人の黛まどかさんです。
いまはもうお付き合いはありませんが、黛さんは一度、湯島でサンチャゴ巡礼の映画製作のサロンをやってもらったことがあるのです。
彼女がその映画製作がなかなかうまくいかずにいた頃です。
その手紙によれば、「佐藤さんにお目にかかって再び希望の光を取り戻しました」とあります。その後、映画は完成しましたが、その頃、節子が発病。ほぼすべての付き合いがとまってしまいました。
節子は、黛さんの話を聞いて、サンチアゴに関心を持ち出していましたので、もし節子が元気だったら交流は続いていたかもしれません。
先月だったと思いますが、北九州の友人から黛さんが講演をしに来ると言うメールが来ました。それで私も思い出していたのですが、その友人は当時私がブログか何かに書いていた記事を黛さんに見せたそうです。
そんな話があった直後だったので、これもまた何かの縁を感じました。
他にも意外な人からのはがきが出てきました。
どうも私の記憶はかなりとんでしまっているようです。
| 固定リンク
「妻への挽歌20」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5354:「畑に行かない券」のプレゼント(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5353:81歳まできてしまいました(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5352:落ちてきたひな鳥(2022.05.27)
- ■節子への挽歌5351:畑に2回も行きました(2022.05.26)
- ■節子への挽歌5350:元気がだいぶ戻りました(2022.05.25)
コメント