■節子への挽歌5220:片付けとは改めて人生を振り返ること
節子
少しずつですが、片づけをつづけています。
今日は長年使っていたデスクとチェストを分解して廃棄することにしました。
いささか感慨深いものがあります。
段ボール箱もまた2つ開いてみました。
何とそこにむかし家族みんなで行った北海道ツアー旅行の集合写真のファイルが紛れ込んでいました。
私には全く記憶がないのですが、そこに全員がアイヌの服装をした写真がありました。
娘に聞いたら、覚えていましたが、私には完全に記憶がありません。
この旅行で覚えているのは、阿寒湖近くのホテルで、会社(当時はまだ会社勤務でした)の上司に会ったことです。
上司と言っても職場の上司ではなく、監査役で、会社の長老のおひとりです。
その人は私が入社したころから私を知ってくれていました。
私が新入社員として書いた新入社員教育の感想で、いささか過激なことを書いてしまったようで、それが問題になっていたようなのですが、それであるときに私に声をかけてくれたのです。しかも、その人は節子の友人と縁のある方だったので、なんとなく記憶に残ったのでしょう。
かなりの皮肉屋でしたが、以来、長年、愛情を持った皮肉で私に時々声をかけてくださったのです。
阿寒湖近くのホテルで会ったために、私が家族旅行をしたことは社内でも広がってしまいました。私もかなり冷やかされましたので、今も記憶に残っています。
片付けていると、こうしたいろんな過去が浮き上がってきます。
片付けとは、改めて人生を振り返ることのようです。
まだまだ片づけは続きそうです。
間に合うといいのですが。
| 固定リンク
「妻への挽歌20」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5354:「畑に行かない券」のプレゼント(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5353:81歳まできてしまいました(2022.05.30)
- ■節子への挽歌5352:落ちてきたひな鳥(2022.05.27)
- ■節子への挽歌5351:畑に2回も行きました(2022.05.26)
- ■節子への挽歌5350:元気がだいぶ戻りました(2022.05.25)
コメント