■湯島サロン「日本列島はどのように形成されたのか?」報告
今回のサロンは、「日本列島はどのように形成されたのか」という壮大なテーマでした。
参加者には簡単な宿題が課せられていましたが、参加者全員がきちんとそれに応えていました。私も予習をして参加しましたが、予習していることによって、関心が一段と深まり広がることを改めて体験しました。
それにしても、日本列島はおもしろい。
予想以上にたくさんのことを学ばせてもらいました。
山森さんは、いつものように、この大きなテーマに関して情報を整理し、図表をふんだんにいれた資料をつくってきてくれました。その資料集を見ているだけでも面白いですが、今回は参加者からの事前の質問も受けて、幅広い参考資料まで作成して配布してくださいました。そこには、たとえば、「日本の山岳信仰と修験道」とか「山神としてのニホンザル」とか、「日本人の大地に対する思い」とか、それだけでもサロンをやってほしいような資料も含まれていました。
山森さんはまず、日本列島の成り立ちを、プレートテクトニクスとさらにそれを動かしているプルームテクトニクス仮説から説明してくれました。つづいて、そうしたことによって生まれた日本海についてわかりやすく説明してくれました。
私が一番関心を持ったのは、日本海が、その構造上、世界の海のミニチュア版と言われていて、これからの地球環境を考えていく上でとても重要な意味をもっているということです。
日本海について、もう少し調べてみたくなりました。
山森さんが配布された資料はかなり大部のものですが、関心のある方はご連絡ください。山森さんにお願いして、お届けできるかもしれません。
話し合いもとても面白かったですが、書き出すときりがありません。
最近噴火したトンガの火山の話から古代のアトランティス大陸の話、あるいは地軸の変化や無磁場の話、さらには万葉集の話まで、話題は山のようにあり、とても1回のサロンにはおさまらないような内容でした。折を見て、いつかまたどこかに焦点を絞って、山森さんにサロンをやってもらえればと思っています。
知れば知るほど、知らないことが広がってくる。そういう意味では、今回は日本列島サロンの入門編と言ってもいいかもしれません。
話し合いサロンもいいですが、学び合いサロンも、これからも随時開催していこうと思います。
山森さんのお話にも感心しましたが、参加者みなさんのお持ちの情報(特に体験知)にも感心しました。そういう意味でも大きな刺激をもらったサロンでした。
「知らないこと」がどんどん増えていくことは、人生を楽しくさせてくれることを改めて実感させてもらいました。
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