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2022/01/17

■クイズは楽しいのに入学テストはなぜ楽しくないのか

大学入学共通テストの日本史Bをやってみました。
新聞に載っていたものでやったのですが、字が小さいので大変で、途中でやめてしまいました。後日、改めてチャレンジするつもりです。

毎年ではないですし、科目も毎年違いますが、これまでも時々やっています。
いま学校教育ではどんな試験が行われているのかを知りたいからです。
まあ1~2科目やったところでわかるはずもありませんが、感ずることはいろいろあります。
私が学校教育に違和感を高めているのは、まあそういう中途半端な体験知のせいかもしれません。一言で言えば、なんでこんな形で学力を評価するのかという疑問を毎年強めています。

私が試みるのは国語や歴史が多いのですが(英語や数学や自然科学は歯が立ちません)、毎年、点数は下がってきています。
今年は1科目、それもまだ途中ですが、辛うじて60点台。これでは不合格でしょう。
問題は年々、頭をかしげるようなおかしな問い方が増えている気がします。
ともかくやっていて楽しくない。何か瑣末な問いしかなされていない気がするのです。
でもいろんなことに気づかされます。

お暇な方は、ぜひトライしてみてください。点数などはどうでもいいので、ただどんな試験が行われているのかを知ることができますから。
学校教育や大学の位置づけが何となくわかるような気もしますし、文科省の使命もわかるような気がします。
私のように、いつか、学歴主義の意味が反転し、‟educated incapability”という考え方が見直されるかもしれないという懸念まで生まれてくるかもしれません。

クイズやテストが、こんなにはやっているのに、どうして学校教育の世界ではテストが楽しくないのでしょうか。
学ぶことの楽しさが、戻ってくるといいのですが。

 

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