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2022/01/31

■1月オープンサロン報告

今年初めてのオープンサロンは、なんと半数がサロン初参加者でした。
オミクロン変異体の大流行のせいか、オープンサロンの常連のみなさんは今回参加されませんでした。

初参加の人たちは、生活に直結している市民活動を実践している人が多かったので、最近の社会の状況に関する生々しい話も多く、いつもとはかなり違った雰囲気のオープンサロンでした。

また参加者の多くは、これから新しい活動に取り組みたいと動き出している人も多かったので、まるで「はじまり場サロン」のような感じの話も少なくありませんでした。
コロナ騒ぎで活動をやめている人も多いですが、逆にコロナ禍だからこそ動こうと言う人も少なくないようです。それにも元気づけられました。

ところで今回、私の記憶に残ったのは、ある人が紹介してくれた、最近のテレビドラマ「ミステリーと言う勿れ」の中に出てくるセリフです。
主人公がいじめに関してこんなことを言うのです(かなり不正確ですが)。
「どうしていじめられる方が逃げなきゃいけないんでしょう」
「日本では被害者にみんな関心を向けて逃げさせる。でも海外では加害者の方が病んでいると考えて治療させる。」

実は、私もこのドラマを見ましたが、とても共感したセリフでした。
というか、私もいつもそう思っているのです。
別にいじめにこだわりません。殺人事件でも、詐欺事件でもそうですが、被害者と加害者の扱い方にどうも違和感があるのです。
社会を住みやすくしていくためには、加害者の視点から問題を把握し、対策を打つべきではないかと思っているのですが、どうもそうはなっていない、そして、被害者はどんどん増えてきているような気がします。

つい最近、電車内でタバコを吸っている人に注意したら大けがをさせられて高校生の事件が話題になりましたが、あの報道の仕方もどうも私には違和感がある。なんだかみんな問題から逃げようとしているような気がするのです。サロンでもこれも話題になりました。

こうした問題は、いつかきちんとテーマ設定し、サロンをしたいと思っていますが、まだ私にはどう整理していいかわからないのです。でもそんな話が少しできたのは、私にはとても刺激的でした。
こういう身近な話をもっとサロンではしていきたい気がします。

もちろん話は他にもいろいろありました。
海外に仕事に行っていたのに、ホテルでの隔離が終わって、さあ活動と思っていたら、オミクロン変異体大流行の兆しで、急きょ、日本に呼び戻されたという人も参加してくれたので、その様子をも話してくれました。マスコミで報道されている話も、こうして実際に体験した人の話を聞くと、実感が出てきます。

オープンサロンは、いつも以上に、私はボーっと聞いていますので、いろんな示唆に富む話が出たのですが、思い出せません。
困ったものですが、でも初めて参加してくださった人たちが、楽しかったと言ってくださいました。その人たちそれぞれの活動も魅力的で、いつかサロンをお願いしたいと思いますが、現場で活動している人たちの話は、実に示唆に富むことが多く、面白いと改めて実感しました。

報告になっていませんが、ともかくいろいろと考えるヒントをもらったサロンでした。
みなさんにも、ぜひオープンサロンの面白さを体験していただきたいと思います。
なにしろどんな話が出てくるか、全くわかりませんので。

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