■湯島サロン「私たちに欠けているもの」のご案内
サロンにも来てくれたことのある人が、風邪にかかってしまいました。
フェイスブックでそのことを知ったのですが、その人は独り住まいなので、発熱して休んでいる中を、食事も自分で作らなければいけないので大変そうでした。
幸いに今は、フェイスブックがありますから、独り住まいでも状況をみんなとシェアできますので、その人の投稿記事に関してたくさんのコメントがいつもありました。もしかしたら、その人にとっての一番の支えは、そうした「人のつながり」かもしれないと思いました。
その一方で、その人のように友人が多い人はいいですが、友人がいない人はどうでしょうか。あるいはフェイスブックもやっていない人は、状況をシェアさえできない。
そんなことが気になりだしました。
かつて日本人はそれぞれに帰属場所をもち、その中にいる限り、他者からの気配りを受けることができていました。それが窮屈だという声もありましたが、ある意味での安心感を与えていたことも間違いありません。しかし、その後、個人として自立することが目指され、むしろ家庭や会社や地域社会などから飛び出してきた結果が今の社会かもしれません。
3.11の後、「絆」という言葉が盛んに言われていた頃、被災地の方から「絆」という言葉への否定的な話を聞いたことがあります。その前から、私は「重荷を背負い合うこと」こそがコミュニティの基本と考えての活動にささやかに取り組んでいたのですが、そうした私の考えを問い質す契機になりました。
しかし最近また、やはり「絆」には価値があるのではないかという気がしだしています。
長々と書いてしまいましたが、そんなことを少し話させてもらったうえで、いまの私たちに欠けているものは何なのだろうか。どうしたらもっとみんなが安心して生きていけるようになるのだろうか、というような話をしたくなりました。
もしそんなことに関心をお持ちの方がいたら、ご参加ください。
このサロンを皮切りにして、今年は改めて「コモンズ」をテーマにしたサロンを時々開いていこうと思います。いつのまにか、コモンとかコモンズが時代のキーワードになってきているようですので。
〇日時:2022年2月9日(水曜日)午後1時~3時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇話題提供者:佐藤修(CWSコモンズ村村長)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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