■節子への挽歌5264:久しぶりに友人との会食
節子
久しぶりに武田さんと川本さんと会食しました。
2人とも、最近は湯島には来ていませんが、それは話し合いよりも人生の最後に新しい政治運動を始めたい、具体的には「政党」をつくりたいと言ってその準備をしているのです。
引きこもって論文だけ書いていても、何も始まらないあと思う私としては、見ていて違うよなあと思ってはいますが、まあ人にはそれぞれ考えがあります。
節子は武田さんのことはよく知っていますが、川本さんはあまり知らないかもしれません。川本さんは高校の先生をやりながら、ずっと民主主義や平和の問題を考え続けてきた自称「思想家」です。
2人の「構想」はまった異質です。
川本さんは、理念による政治活動であり、まずは共感して一緒に行動する人を探そうとしています。また武田さんは制度による政治活動で、現在の野党の政治家に声をかけようとしています。
2人とも、私は長い付き合いなので、それぞれが書いた数冊の本や論文はほぼすべて読んでいますが、私の考えとは基本的に違いが大きいので仲間にはなれません。
いずれも私をその気にさせる強いパワーを感じないからです。
でも私として、何かできないかを考えているわけです。
今日もあった途端に、川本さんがどうして応援してくるのかというような問いかけをしてきたのですが、理由など全くありません。そこに何かやろうと言う人がいたら、できる範囲で手を貸そうとするのは人の常でしょう。
久しぶりに本音をぶつけ合う政治論争になるはずでしたが、久しぶりに会ったせいか、激しい論争にはならずに、仲良し議論になってしまった感があります。
武田さんは、おいしいステーキ屋さんがあるのでと言って予約してくれていたのですが、私は肉が苦手なので、武田さんが注文してくれていたのに、肉ではない魚の料理を頼んでしまいました。
久しぶりだったこともあって、ふたりとも上機嫌でした。
2人とも今日は上機嫌でしたが、新党はどうもできそうもありません。
しかし、新党づくりの目標があれば、元気を維持できるでしょう。
まあ私たちは、そんな歳になってしまったということかもしれません。
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