■湯島サロン「ワクチンについてもっと知ろうパート2」報告
新型コロナワクチンの接種対象も広がり、接種がますます進んでいますが、その一方で、不安も広がっています。しかし、新型コロナワクチンに関して、知ろうと思ってもなかなかわからない現実があります。
そこで、ワクチンの是非を話し合うのではなく、新型コロナワクチンに関して基本的なことを学び合うサロンを山森さんにお願いしました。
山森さんは、さまざまな資料を集めてきてくれて、それに基づいて、ていねいに説明してくれました。あまり知識のない人も対象にとお願いしたので、「コロナウイルスの基本構造」や「ワクチンの種類」から話をはじめてくれました。つづけて、ちょっと専門的なことや話題のトピックスなど、広範囲な解説をしてくれましたが、限られた時間だったので、山森さんはていねいな資料集を配布してくださり、サロンの後に資料をじっくりと読んで学べるように配慮してくださいました。
参加者とのやり取りも自由にいれてくださったので、そのやりとりで理解を深めることもできました。また考える論点というか、何が問題なのかに気づかせてもらいました。同時に、さらなる疑問も生まれましたが、言い換えれば調べる視点を教えてもらった気がします。
しかし、新型コロナワクチンを接種すべきかどうかを判断するのはやはり難しく、多くの人が「権威筋」の意見に従おうという風潮も理解できます。しかし少なくともリスクだけは知っておくことが大切ですし、こうしたことが学べる(質問できる)場がもっとほしいと思いました。
サロンでの山森さんの話の内容は、案内にも詳しく書きましたので、繰り返すのはやめますが、もし山森さんの配布資料を読みたい方がいたら、ご連絡ください。
山森さんがデータをクラウドにアップしてくださっていますので、私に連絡くだされば、山森さんからダウンロードするためのURLを連絡してもらいます。山森さんに直接連絡してくださっても大丈夫です。
話し合いの最後のほうでは、ワクチン問題を超えて、新型コロナ感染症の広がりに関する疑問の話にもなりました。そこにこそ「新型コロナワクチン」を考えるポイントがあるのかもしれないからです。これに関してはまた改めてサロンが開けないかと思っています。
同じ「ワクチン」と言いながら、今回の新型コロナワクチンは私たちが知っているワクチンとはそもそも同じものなのかという話も出ました。ワクチンを接種したら感染予防になると受け止めている人が多いと思いますが、果たしてそうなのか。そんな話も話題になりました。知れば知るほど、わからないことが増えてきます。
参加してくださっていた細菌学者の益田さんが、新型コロナワクチンを理解するためにも、改めて予防接種の原理と利害得失を考えてみるのも意味があるのではないかと提案してくれました。
そこで改めて「ワクチンの今昔 一 老学者の感慨」という話をしてもらうサロンを3月6日(日曜日)に開催することにしました。予防接種の基本に戻って、温故知新することも意味があるのではないかと益田さんは考えていますが、新しい状況が生まれてきているなかであればこそ、「老学者」の感慨から学ぶことも多いのではないかと思います。
別途また案内させてもらいますが、ご関心のある方はぜひご参加ください。
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