■4月2回目のオープンサロン報告
4月2回目のオープンサロンは、サロン初参加の方も含めて、9人の参加でした。
いつものようにテーマはなく、初対面の方もいたので、それぞれの自己紹介から始めましたが、そこからいつものように様々な話題に拡がりました。
「盛岡のリンゴが届いたら傷んでいたのはだれの責任か?」「親のことで大変な時に子どもの都合で突然仕事を休む部下にどう対処したらいいか?」というような、いささか深刻な(?)問題提起もありましたが、そういう話のなかで、私が印象的だったのは、「分別してのゴミ出しが苦手」という人が複数いたことです。
というのも、最近、自治会の仕事で、まさに分別ごみ問題の相談を受けていたらからです。みなさんの話を聞いていて、私の問題の受け止め方がいささか軽すぎていたことを反省させられました。
こういうちょっとした会話から、思ってもいなかった気付きが得られるのがオープンサロンの面白さです。
ごみの分別が苦手だという話から、参加者のおひとりが、いまの社会の仕組みや制度は、複数の人たちが集まっている「世帯家庭」を前提に組み立てられているところに問題があるのではないかという指摘をされました。
人にはそれぞれ得手不得手があるが、複数家族のいる世帯であれば、ごみ分別が不得手な人がいても、それをカバーしてくれる人がいるかもしれない。しかし単身世帯であれば、その人がごみ分別が苦手であれば、もう「ごみ分別弱者世帯」になってしまう、というのです。
なるほどと思いました。社会の仕組みや制度を、個人を単位に考えるのか、複数の集団(血縁などにこだわらず)を単位に考えるかで、全く違ってくるでしょう。
これは私たちの生き方と暮らしやすい社会に関わる重要なテーマです。
いつかサロンをやってみたいと思います。
最近、サロンが多くていささか疲れるのですが、オープンサロンの方が話しやすいという人もいるので、来月もオープンサロンは2回開催しようと思います。
よかったらご参加ください。
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