■節子への挽歌5325:楽あれば苦あり
節子
湯島のオフィスに行くには、58段の急な階段を上らなければいけません。
実盛坂と言うところなのですが、湯島にオフィスを開く前から気になっていた急坂です。
会社を辞めて湯島のオフィスを開いて以来、ずっとこの階段を利用していますが、最近はいささか辛い感じがしてきました。
ところがその階段の横に大きなビルができました。
オーナーは私のオフィスを管理している綱島さんですが、そのビルに併設して、公開のエレベータをつくってくれたのです。
いかにも綱島さんらしい。
あまり大ぴらにはいっていませんが、階段が大変な人はそのエレベータが使えます。
それを知って、私も使わせてもらっていましたが、先日、はたと気がつきました。
この急な階段を上り下りしているせいで、脚力はあまり落ちていないのではないか、と。
そこでその日はエレベータを使わずに、歩いて58段を上りました。
楽あれば苦あり、という言葉があります。
言い換えれば、苦あれば楽がある。
やはり目先の楽だけで行動するのではなく、苦を楽しく受け入れることも大切です。
まあ疲れているときはエレベータにするにしても、いつもはやはり階段を使おうと思います。
節子はこの階段ができる前から、疲れている時には綱島さんのビル内のエレベータを使わせてもらっていましたが、今ならどうしたでしょうか。
この階段が登れなくなったら、湯島に来るのをやめようと思っています。
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