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2022/04/09

■節子への挽歌5320:今年も椎田のアサリは残念ながら届きませんでした

春になると九州の蔵田さんから毎年、アサリが届きます。
蔵田さんご自身が、近くの椎田の浜に行って、採取してくれるのです。
椎田のアサリはとてもおいしく、アサリ好きの私は毎年楽しみにしています。
しかし最近、どうも収量が減ってきていて、蔵田さんも苦労していたようです。

ところが昨年からコロナの関係で潮干狩りが禁止になり、今年も禁止になったそうです。
蔵田さんは市と漁協に、どうして「密にならない潮干狩り」が禁止なのかと問い質したそうですが、ともかく「コロナ一点張り」の説明だったそうです。
今の世はコロナの一言で泣く子も黙らせることができる、と蔵田さんは憤っています。
蔵田さんが、どういう話し合いをしたか目に浮かびます。

蔵田さんは私が知っている人のなかでも、ずば抜けて実直な人で、納得できないことには異を唱える人なのです。しかも、蔵田さんほど「悪意」と無縁な方はいません。
私などはとても及びません。
仕事で出会った人で、私はお世話になりっぱなしどころか、かなりの迷惑をかけてしまった人です。にもかかわらず、蔵田さんの私への姿勢は全く変わりません。

いまは会社も辞めて福岡に戻って、自然の中で悠々自適の生活をされているので、最近はお会いすることがありませんが、毎年、春になるとアサリを送ってきてくれていたので。ところがこのアサリが実においしく、椎田のアサリを食べて以来、近くのスーパーで買ってくるアサリはまるでアサリでないように思えるほどです。

今年もまた蔵田さんは、アサリに代わって、筍を送ってきてくださいました。
筍も私の大好物なのです。
合馬の筍もまた有名ですが、春を感じさせてくれるために、今年はわさび葉も同梱されていました。蔵田さんのこういうちょっとしたプラスアルファが、実にうれしい。

これで今年も、わが家に春がきました。
蔵田さんのおかげです。
また蔵田さんにお会いできるといいのですが。

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