■湯島サロン「ゆとり世代からのメッセージ」のお誘い
湯島のサロンで、先日、「ゆとり世代」が話題になりました。
ゆとり世代とは、1980年度からはじまった「ゆとり教育」を受けた世代のことですが、ゆとり教育そのものへの賛否も含めて、様々な評価を受けています。
結局、ゆとり教育は、「学力」との関係もあって、脱ゆとり教育へとまた変わってしまいました。そのこと自体に、日本の教育政策には理念やビジョンのないことが顕れていると思います、子どもたちにとっては迷惑な話です。
また「ゆとり教育」そのものも、表層的にしか理解されておらず、生半可な知識で論評する人が多いのが気になります。
湯島のサロンには、ゆとり教育に実践的にかかわった人もいますし、実際にゆとり世代を自覚している人もいますので、いつかしっかりと教育に関するサロンを開きたいと思っていましたが、今回、ゆとり世代の当事者である鈴木あかりさんが、サロンを引き受けてくれました。
鈴木あかりさんからのメッセージをお読みください。
私は、平成生まれのゆとり世代です。
円周率が3と教科書が変わったり、そろばんではなく電卓を数学の時間に習ったり、土曜の授業がなくなったりと、学年は上がるのに教育水準が下がることに子供ながら違和感を覚えつつも、学外での習い事などを楽しみながらのんびりと過ごしていました。社会人になると「非常識」「使えない」と言われた同世代の人、また彼らに対してそう感じてきた人も多いのではないでしょうか。一方で、オリンピックや将棋などの分野において、技術や精神性までもが素晴らしい若い選手たちが目立って活躍するようになったのも、この頃からである気がしています。
ホームスクーリングなど学校教育以外の選択肢があれば良かったのにと思うことがありますが、これは不登校の問題にも通じることではないでしょうか。
「ゆとり」の意味するところを考えて、それぞれの生き方を問い直すことは、忙しく生きることを強いられがちな私たちにとって、とても意義のあることだと思います。
この鈴木あかりさんの呼びかけに応じて、みんなで改めて「ゆとり」について話し合えればと思います。できれば「教育」や「学習」とは何かについても。
あまり「ゆとり」なく生きている方も、ぜひ「ゆとり」をつくってご参加ください。
もちろん「ゆとり」をもって生きている方も。
〇日時:2022年5月25日(水曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「ゆとり世代からのメッセージ」
〇話題提供者:鈴木あかりさん(ホリスティックヘルスコーチ)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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