■節子への挽歌5327:孫から教えられました
節子
昨日、久しぶりににこからお誘いがあり、自転車で近くの本屋さんまで行きました。
私自身は最近、お金が乏しいために本を買わずに図書館から借りることが多いのですが、にこには、人形は買わないけれど、本ならいつでもいくらでも買うと約束しているのです。
実は、今度の誕生日には図鑑を頼まれているのですが、先日、それを一緒に買いに行こうと提案したら、断られました。今日、自転車で行く途中、なぜ先日は断ったのかと質問したら、プレゼントは一緒に買いに行くのではなく、自分で買って渡さないとだめ。おさむさんはそのことを知らないようなので、教えてあげたというのです。
孫からマナーを教わるとは思ってもいませんでした。
そんなわけで、今日は、図鑑ではなく、別の本がほしいようでした。
書店について、いろいろと勧めましたが、すべてだめでした。
にこが選んだのは私好みの本ではありませんでしたが、約束している以上、にこに従うしかありません。プリセスシリーズでぬりえができるような本でした。
しかし、いざ買う段になってにこは迷いだしました。
この本を買っていったら、ママに怒られるかもしれないと言うのです。
迷っているので、では私が無理やり買ったと言えばと提案したところ、それではおさむさんが叱られるよと言われました。
ふたりで考えたあげく、にこの案で、買ったことをしばらく内緒にして、私の部屋に置いておこうということになりました。
たかがぬりえの本だと思って、会計に行ったら2300円でした。あまりにも高いので驚きましたが、最近の子どもたち用の本は高価になっています。
もちろんふつうの絵本は高くはないのですが。
そこからいつものように駄菓子屋さんに寄りました。
迷ったあげくにこが選んだのは68円のグミでした。
これはまたあまりの安さに驚きました。
まあ他にもいろいろとあったのですが、帰宅したら、やはりにこはジュンに自己申告したそうで、しばらくしてぬりえの作品をもってやってきました。
怒られなかったそうです。私も怒られずにすみました。
さてプレゼント用の図鑑を買っておかなければいけません。リボンもつけないとまた注意されそうです。にことの付き合いも疲れます。
節子がいたらすべて任せられるのですが。
しかし、そんなことをしたら、にこから、それはプレゼントじゃないよと言われそうです。じじつ、ユカからは同じようなことをいつも言われていますから。
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