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2022/05/10

■節子への挽歌5334:「私の中では節子さんはまだ生きています」

 

節子

先日、思いがけない人からお手紙をもらいました。
節子がたぶんせいぜんお世話になったSYさんです。

先日、彼女からお手紙をもらいました。
「先日、身辺整理をしていたら節子さんの頂いたはがきを見つけ、懐かしくペンを取りました」と書かれていました。
節子の葬儀にも来てくださっていたので、節子とも交流があったと思ってはいましたが、どういう交流があったのかは知りませんでした。
ちなみに彼女とは私は全く別につながりで交流がありました。

今年になってから、また彼女からメールが来ました。
「未だに何処か心残りでゆっくりご対面させていただきたいと思っております」と言うのです。もちろん、対面の相手は、私ではなく、節子です。

今日、自宅まで迎えに来てくださり、一緒にお墓に行きました。
こんなにうれしいことはありません。
その方は、「私の中では節子さんはまだ生きています」と言うのです。
節子はなんと幸せなことか。

お墓参りの後、SYさんが好きな手賀沼が見える米舞亭でお話しさせてもらいました。
彼女はフィンランドに住んでいたこともあるそうですが、この場所がフィンランドの雰囲気を感じさせるので大好きなのだそうです。
そう言われれば確かにとても気持ちのいい雰囲気です。
残念ながら節子が元気だったころには、ここはまだありませんでした。

いろいろとお話をして、なぜ節子がその人と交流があったのかわかりました。
最初、彼女は節子が私の妻だとは知らなかったそうです。
おそらくお世話になったのは節子の方だと思いますが、亡くなってから15年も経つのに、こうして思い出して会いに来てくださる方がいるとは、驚きです。

お墓にもお花を供えてもらいましたが、自宅の仏壇にもお花をもらいました。
節子好みの花の組み合わせでした。
お墓でのSYさんの写真も一緒に、早速に自宅の仏壇の節子に報告しました。

私が死んでから15年たってからお墓に来てくれる人はいるでしょうか。
節子は本当に幸せな人です。
いまさら節子の生き方を見習うことはできませんが、思い出しながら、私も少し生き方を変えなければいけません。
亡くなった後も、節子から教えられるとは思ってもいませんでした。

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