■第15回益田サロン「頭の論理と体の論理」のご案内
細菌学者の益田さんのサロンも16回目を迎えます。
新型コロナウイルス感染症を話題にして始まったこのサロンも、テーマは大きく広がってきていますが、今回は「頭の論理と体の論理」をテーマに選びました。
益田さんからのメッセージです。
寿命は有限であるというのは体の論理ですが、頭の論理はいつまでも生きていたいというものです。
他人からの臓器移植では拒絶反応を起こして死んでしまうのが体の論理ですが、拒絶反応を抑えてでも体を生かしたいというのが頭の論理です。
体が死んだら土にかえるというのが体の論理ですが、体が死んでも魂は不滅だというのが頭の論理です。
これは若い時に水ぼうそうの後、身体に潜んでいたウイルスが、宿主が高齢になって死にそうになると帯状疱疹を起こしウイルス粒子として体を脱出して自分だけは生き残ろうとすることにも似ています。
ウイルスは頭の論理を採用しているようです。
以上が益田さんの解説ですが、なんとなくわかったような気もしますが、でも「体」と「頭」とはどう違うのか、考え出すとまたややこしくなりそうです。
益田さんはまた、人間は、頭が体を支配しようとしていると考えがちだが、それは生物が環境を支配するという主客転倒の例といえるかもしれないといいます。頭の論理が生み出す世界には限界があるのか、という問題もありそうです。
サロンで、益田さんと話し合いながら、またさまざまな示唆が得られそうなサロンです。
益田さんは、最近湯島のサロンでも話題になる二分心仮説や物心二元論にもつながるかもしれないと言っています。
いつものように、参加者の問いかけで、話題や論点も変わっていきますので、ぜひご自分の関心のある方向に話題を向けるようにしてもらえれば、さらにサロンは面白くなるでしょう。それもまた益田サロンの面白さの一つですので。
益田さんのサロンにこれまでも参加されなかった方も気楽のご参加ください。
テーマは難しそうですが、予備知識などなくても大丈夫ですので。
〇日時:2022年6月10日(金曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「頭の論理と体の論理」
〇話題提供者:益田昭吾さん(細菌学者/慈恵医大名誉教授)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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