■5月オープンサロン報告
5月1回目のオープンサロンは6人が集まりました。
オープンサロンらしく話題もいろいろでした。
最近のテーマサロンからの話もいろいろとありました。
オープンサロンは、テーマサロンをつなげる場になるかもしれません。
今回の大きなテーマは「生きる不安」「生きる意味」だったかもしれません。
まあ人によって違うでしょうが、私にはそんな印象が残りました。
心身のリバランスに取り組んでいる川端さんからは「人の心身と大地からの距離」の話がありました。これは最近、また土にさわりだしている私にはとても納得できるものでした。
この日もサロンに出かける前に1時間半ほど、畑にしようと思っているところに行って、草刈りや土壌の手入れをしてきました。私の場合、作業する時には大地にどっしりと座るのですが、心臓のみならず顔も大地にすごく近いのです。そのせいか、居心地が実によく、作業にはまってしまい、時に倒れそうになるまで作業を続けてしまいます。
それに土壌がとてもあったかなのです。たくさんの虫や生物にも出会います。
大地に限らず、最近は床に座る生活も少なくなりました。これも私たちの精神に大きな影響を与えているような気がします。
サロンは、さらに「不安」や「承認欲求」の話へと広がりました。
なんとなく不安を抱えている人が増えていますが、その不安はどこから来るのか。
いまの日本では、その気になれば「食べるもの」は手に入りやすくなっていますが、そうした生活保障の仕組みにもどこか欠陥があるのでしょう。生活保護を受けることに負い目を感ずる人がいるということ自体、問題です。
しかし、そうした「生存の不安」もさることながら、誰かに認められたいという思いが不安の根底にあるのではないかという意見もありました。いわゆる「承認欲求」です。これもサロンでは時々話題になりますが、抽象的な「承認」はともかく、「特定の誰かに認められたい気分」と言うのなら私にもよくわかります。「認めてほしい誰か」がいれば、たとえ認められなくても生きる目標がわかる。
もしかしたら、いまの時代、認めてもらいたい人がいないことが問題なのかもしれません。あまりの「個人の時代」になってしまったからです。そしてそこにこそ、現代の不安の根源があるのかもしれません。
まあ、そんなことを思いながらみなさんの話を聞いていました。
「引きこもることで開けてきた世界がある」という発言もありました。不安で引きこもったら、新しい世界が見えてきたと言うことでしょうか。そうであれば、「引きこもり」は決して「引きこもり」ではありません。その人が語りだしたら、示唆に富む話がいろいろと聴けるかもしれません。今回はそこまではいきませんでしたが。そうした期待を持たせたまま終わるのも、またオープンサロンのいいところです。
ところでこうした話し合いの合間に、「出版」の話も出ました。
最近、アマゾンで電子出版した竹形さんがその経験を話してくれました。いまではコストもリスクもかけずに書籍が出版できるようです。
これもうまく活用すれば、不安や承認欲求の実現にもつながりそうです。以前、「みんなの出版社」構想を持っていましたが、取り組んでも面白そうです。
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