■仕掛けた人の背後にある真実
2年ほど前に出版された馬渕睦夫さんの「国際ニュースの読み方」を読んでいたら、こんな文章が出てきました。
(「朝鮮戦争」は北朝鮮が韓国に侵攻したということになっていますが)実態は北朝鮮に韓国侵攻の餌を蒔いたのは、実はアメリカなのです。1950年1月に、アメリカのディーン・アチソン国務長官は「韓国はアメリカの防衛線の外にある」と演説しました。おわかりのように、北朝鮮が韓国に侵攻してもアメリカは介入しないということを世界に明らかにしたのです。
これを聞いた北朝鮮が6月25日に38度線を越えて韓国に侵攻しました。韓国軍は総崩れになったのですが、この段階になって国連軍が韓国側に立って参戦します。国連軍の主力はアメリカ軍で、司令官はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)総司令官のダグラス・マツカーサーでした。
なんだかつい最近もそんなことがあったなとウクライナ戦争の端緒になったと言われているバイデン大統領の言葉を思い出しました。
根を絶たなければ、戦争は終わりません。
せめて戦争の当事者を見極めなければいかないなと改めて思いました。
最近、日本のマスコミも少し姿勢が変わってきたように思いますが、たとえフェイク情報でも吟味していけば、真実は垣間見えてくるはずです。
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