■節子への挽歌5331:にことの手賀沼散歩
節子
朝、ユカがにこに会ったら、おさむさんは死んでいないかと娘に訊いたそうです。
昨日、畑に行っていたので心配してくれていたのです。
その後、2回まで確かめに来ました。
にこにとっては、私はもうじき死ぬ人なのでしょう。
そこで、一緒に散歩に行こうと呼びかけたらめずらしく行くという返事です。
それで2人で近くの手賀沼公園に散歩に出かけました。
幸いにさほど混んではいませんでした。
2人での散歩は久しぶりです。
まずは手賀沼の大きな鯉に餌をやり、続いて白鳥とあいさつ。手賀沼のエビ探しもしました。
その後、いつものように競走になりましたが、走りっこでは勝ち目がないので、相撲をすることになりました。
最近なぜかにこは相撲が好きです。幼稚園でもやっているのでしょうか。
先日もやりましたが、思った以上に力がある。
まあ今日は私の負けになりました。
めずらしく、お腹が空いたと言い出しました。
こんなことはこれまでありません。母親がいないときには、いくら勧めても食べないのです。
どうも手賀沼公園に来ていた移動販売店のお店の氷水が食べたくなったようです。
母親のジュンとだったら、たぶん許可されないのでしょう。
そこで、ソフトクリームを食べようかと誘いました。
めずらしく断らない。よほど食べたかったのでしょう。ソフトクリームがいいのではと勧めましたが、暑いから氷がいいというのです。氷はおなかを壊すのではないかと言ったら、いまからだがとても熱くなっているからとお仲間で触らせて、アピールします。念のために母親に了解を取り、氷メロンを食べることになりました。
ジュンもめずらしく許可を出しました。にこが食べたがっていることを知っていたようです。
ベンチで話しながら氷メロンを食べました。
そこから図書館に立ち寄って、本を借りてから、以前、柳宗悦が住んでいた三樹荘近くの天神山緑地公園に行きました。ここは誰もいませんでした。
ここは最近は来たことがないようです。
全行程1時間半ほどのにことの散歩でした。
めずらしいことです。
ちなみに、にこが先の残り少ない私に付き合ったのでしょうか。
そんな気もしないでもありません。
子どもは不思議な存在です。
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